ま 行
【マスク・ザ・レッド】
1)あらゆる忍術を使いこなす、仮面の天才忍者。十傑集の一人であり破壊と殺戮に無上の喜びを感じる殺戮マシンでもあるのだが、彼の行動の源には必ず何かしらの美学があり、破壊行為自体を一種の芸術として捕らえているらしい。
7巻でヒィッツを殺したのもおそらくはそんな美学の現れであり、破壊行為が出来なくなった十傑を、価値がないと見なしたためかも知れない。
2)ビッグ・ゴールドと呼ばれる巨大な岩石生物を従えており、6巻ではその優れた忍術を見せずに、ビッグ・ゴールドを意のままに操って、GR1を追い詰めていた。
3)ちなみに、国際警察機構には彼と同等の忍術を使う九大天王、『影丸』がおり、レッドは彼を永遠のライバルとみなしている。また、7巻を見る限りでは“怒鬼”と結構仲が良さそうである。
4)やっぱり、九大天王の一人、無明・幻妖斉(原作『赤影』の敵ボス)とも宿敵の関係にあったりするんだろうか?
5)元ネタは名前どおり、『仮面の忍者赤影(新・旧)』に出てくる飛騨忍者、赤影であり、髪の毛を利用した『乱れ髪』や、影一族の名の通り影を利用した技。また、旧の赤影は『水花仙』という、水を利用した幻覚の術などを得意としていた。(性格はまるで似てないけど)
6)なお、7巻でヒィッツを殺したのは瞬時に斬ったのではなくはなく、単に真空破を跳ね返しただけなんだそうである。
【右肩の塊】
1)ヒマラヤでの戦いの後、ロボの右肩にくっついていた雪状の白い塊。どうやっても溶けない上に、スキャンも通らない。一清曰く『何かの仙術(戦術じゃなくて)の可能性も低い』だそうな。
2)結局、作戦の意図が読めなくなったアルベルトが、“死んだフリをして”潜んでいたものらしい。
3)それでスキャンの通らない理由になるあたり、流石は今川監督である。
【無明・幻妖斉】
1)7巻で判明した九大天王の一人。
2)元ネタは“新・仮面の忍者赤影”に登場する金目教の影の支配者、甲賀・幻妖斉。文字通り甲賀の首領で、金目教を利用して天下を取ろうとしていたが、最後は赤影を片づけようとした味方の火計の失敗により、山崩れに巻き込まれて死んだ。
ちなみに特殊能力は、眼帯の下の金色の目を利用した催眠術。旧赤影でも、金目教の教祖として登場していた。
3)あと、名前からすると、『闇の土鬼』に出てくる“血風党”の党首、無明斎との合成キャラという可能性もある。
《幻妖斉(旧・仮面の忍者赤影より)》
《甲賀・幻妖斉(新・仮面の忍者赤影より)》
【村雨 一馬】
1)ムックで言及されていた、村雨健二の兄。『誕生編』で、ロボをBF団から奪取する際に殉職したとされている。
2)設定が残っていれば『白昼の残月』の最有力候補なんだけど……6巻上映会の時、今川監督が『村雨一馬については、村雨健二に“不死身”の能力を明確化したために
(“誕生編”で大作を救い出したのが健二に変更されてしまったために)、Gロボでの絡み方は現在保留になっている』とおっしゃっていたため、設定から消えてるかも。3)ちなみに能力は『伊賀の影丸』の誰かと同じそうなので、もし、彼が残月であるなら、対象に針で穿ったような穴を空けるってことで『闇一族の巻』に出てきた“岩風”の、“忍法・ふぶき(本人は身動きしないまま、無数の岩つぶてを投射する術。どうやって投げているのかは、結局不明)”を使うものかと思われる。
4)元ネタは『伊賀の影丸・闇一族の巻』に出てくる忍者の村雨五兄弟の次男、村雨数馬。一家の特性である“毒への耐性”を武器に多数の敵忍者を倒したものの、一度に二人の忍者を相手にして、力尽きていった。
5)ただ、外見は鉄人28号での健二の実の兄である村雨竜作という可能性も捨てきれない。……なにせ、村雨数馬の外見が↓なので、健二と並べるにはちょっと(相当?)合わないのである。
【不死身の村雨健二】1〜7巻
1)いつも一人で行動する、国際警察機構パリ支部所属のエキスパート。2年前のGR1をBF団から強奪する作戦(『誕生編』)に加担しいたため、十傑集にさえ名を知られるほどの知名度を誇る。
小説版ではパリ支部所属ではなく一匹狼の私立探偵だったが、これはこの方が村雨っぽい……という今川監督の要望らしい(実際、BF団に雇われて警察機構と敵対もする……って役柄も、原作の村雨健ニのキャラクターなら、よく似合うし)
2)変幻自在の変装能力を持ち、忍法を使いこなすこともできるが、彼の能力の真髄は、頭を射ちぬかれようが、自爆しようが、しばらくすれば生き返ってくるその不死性にあり、その特殊能力の為、あまたの十傑集を相手に渡り合ってきた現在でも、生き(?)延びることができている(能力ゆえに、犠牲というものを軽く考えている向きもあるけど)。
3)しかし……あの髪型の浮き出たQちゃんマスクの変装で、変装の名人と言えるんだろうか(素足の銀鈴の方では、見事な変装術で視聴者を騙してたけど)?
4)ちなみに、銀鈴の婚約者は彼であり、銀鈴に道を開こうとバリアを突破する際、黒焦げになって力つきたが……彼が本当に死んだかどうかは不明。確かに遺灰は宇宙で爆散されただろうけど、1年後ぐらいにひょっこり戻ってきてもおかしくはなさそうだし、その方が村雨の最期の台詞が一層、際だつし……。
5)元ネタは、鉄人28号に出てきた、同名のギャングの村雨三兄弟の次男(長男は村雨 竜作)。最初は28号を作った敷島博士の家を襲ったギャングだったが、なりゆきで正太郎を助けたり助けられたりする奇妙な関係になり、裏ルートからの貴重な情報源となっていた(ギャングのままだけど)。
《村雨竜作&健二(鉄人28号より)》
【三日間の少年編】
1)名前だけしか分かっていないGロボ未公開エピソードの一つ。
2)名前からして、大作か正太郎が主人公の3日間に渡るエピソードかと推測される。
【三つの護衛団】
1)ビッグファイア様を守るため、影のように従う2体のロボット、ガルーダ&ネプチューンに、不定形生物アキレスのことを指している。それぞれ陸・海・空において強大な戦闘能力を有しているが、ビッグファイア様と同じく、その能力はほとんど明かされておらず。また、BF様の忠実な僕であるはずの彼らが、なぜ孔明に従っているのかは定かでない。
2)なお、アンチシズマフィールド下で動いていることからしてガルーダ、ネプチューンともにシズマ・ドライブ以外の動力源で動いているらしい。
3)元ネタは、もちろん『バビル2世』の三つの僕、ロプロス、ポセイドン、ロデムである。
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