名場面/名台詞

 用語集に入れたら長くなりすぎてバランスがとれない台詞を、番外編という形で集めてみました。なお、項目はキャラ別になっていますが、名前の順番の前後には何の他意もありません。間違っても、攻めとか受けとか書かないように(笑)。また、場面/台詞の選択は完全に趣味で行なってますので、苦情は受け付けません(笑)。

【師匠×ドモン】
(新宿に来たばかりでいきなり会ったデスアーミーからコアランダーで逃げるドモン)
ド「こうなったら……!ガンダァァァァム!」
師「まてぃ!」
(マント姿の師匠登場。ランダーと同じ速さで走る師匠)
師「ここではやたらにガンダムを動かすでない!」
ド「何っ!?」
師「先に行け!ドモン・カッシュ!」
ド「俺の名前を……」
師「借りるぞぉ!」
(ドモンからハチマキを持っていく師匠。ドモンは、驚いた表情)
師「てぁぁぁぁぁぁ!はぁ!」
(回転状態からハチマキを放ち、デスアーミーの体伝いに、頭までを移動させていく)
師「うぉ!」
(金属音と共に、ハチマキをデスアーミーの頭部に絡み付かせる)
師「うぁ!」
(デスアーミーの頭部をもぎ取る)
レイン「すごい!」
ド「あの技は……!」
師「うぉぉぉぉぉ!」
(デスアーミー、弾を打ってくる)
師「ふん!(効果音)ふん!(効果音)」
(師匠、デスアーミーの弾を受けとめる)
師「うぉぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁ!」
(銃弾を砲身に積め返し、銃を暴発させ、また一体デスアーミーを片付ける)
ド「おお!」
(デスアーミー、もう一体出現。師匠、すばやく動いて視界から消え去り、デスアーミーが目
をキョロキョロさせる。)
師「ここだぁぁ!うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
(デスアーミーを、その足場ごと持ち上げる師匠)
師「ふん!うぁぁぁぁぁ!」
(「爆発!」の要領で、ポーズを付けてデスアーミーを爆発させる)
ド「やはり!あのお方は!」
(師匠、ゆっくりとドモンの方に歩いてくる)
ド「と、東方不敗……マスター・アジア!」
レイン「えぇ!?それって確か……ドモンの武術の先生で……前のキング・オブ・ハート!」
ド「……でも、どうしてこんなところに……。あぁ!」
(デスアーミー、煙の中からもう一体現われる
ド「後ろです!」
(師匠、素早く動いてデスアーミーの攻撃をかわし、視界外に消える。と、同時に新宿の警備MS、ノブッシが現われ、デスアーミーを片付ける)
レイン「どういうこと!?モビルスーツ同士で……!?」
ド「はっ!それよりも……」

(師匠を探して周りを見回すドモン)

師「どこを見ておる!わしはここだ!ここにおる!」
(音楽、1−21「偉大なる英雄」の冒頭)
ド「師匠…!」(嬉しそうな声で)
師「くあぁぁぁぁぁぁっ!答えろ、ドモン!!
(音楽、「東方は赤く燃えている」に変更)
師「流派!!東方不敗は!?」
ド「王者の風よ!」
師「全新!?」
ド「系烈!!」
ド師『天破侠乱!!!見よ!東方は赤く燃えているぅぅ!!』

(しばらく、拳を合わせた状態で静止。音楽は鳴り続けたまま)

師「ふ、久しぶりだな、ドモン。いや、わしが認めたキング・オブ・ハート」
(ドモン、打ち合せた師匠の拳を慈しんで自らの両の手で包み込む)
師「ん?」
ド「うっ……師匠……!お会いしとうございましたぁぁぁっ!
ぅぅっ!ぁぁっ!ぅぅ!」
師「どうした?男児たる者が何を泣き出す」
(師匠にかけられた優しい声に、言葉にならず泣きだすドモン)
レイン「ああぁ…!」(ネオジャパンに帰ってきた時には既に母が死に、父にも合えず、初めて泣き付くことができる相手に出会えたという事情を理解している為、涙を流すドモンを見て目を潤ませるレイン)
@12話、師匠とドモンが再会する時の、Gガン史上1、2を争う名シーン。Aこのシーンがあってこそ、後々の師匠の裏切りと、東方問答、師弟の縁を断ちきれない師匠やドモンのそぶりの一つ一つが生きてくるのである。Bそうこのシーンさえなかったら、私がGガンにハマってこんな自滅に走ったような用語集を作ることはなかったものをぉぉぉぉっB。

(師匠の顔は映らず、都庁や師匠の後ろ姿だけが映されて会話が進んでいく)
師「……母上は亡くなり、父上は冷凍刑……。そうか……。わしがお前の元から姿を消した後そんなことになっておったのか……」
ド「……はい……。恥ずかしいことですが……そのせいで俺はファイターとなり、ガンダムで兄を追うことになったのです……」
師「なぁ、ドモン。やはり、わしらは師弟の縁というもので結ばれているらしい」
ド「!?」
(師匠、目だけわずかに振り向く)
師「何故なら、わしがここにいる理由も、お前のいうデビルガンダムと関係があるからだ!」
ドモン、レイン「えぇ!?」
(師匠、振り向いて)
師「見ろぉ!この東京を!かつて経済大国の中枢と言われたこの町がぁ!ここを残して廃墟と化してしまったぁ!」
@上の台詞の、直後にあるシーン。Aこのシーン、師匠の顔が全然写らないが、実は師匠がドモンと敵対せざるを得ないという結論に達した一番問題のシーンである。Bつまり、宇宙にいれば殺さずにすんだはずのドモンが、地球にやって来てしまったことで、愛弟子を殺すか、事情を話して仲間に引き入れるかしか選択がなくなくなり、さらにこのシーンでドモンのデビガンを倒さねばならないという事情を聞いてしまったため、事情も話せなくなり、最終的に師匠は、いかにしてドモンをだまして味方に引き入れるかという結論に達したわけだが……結局仲間に引き入れることもできず、ドモンが原因で、デビガンも倒されてしまった結果、「新宿でお前と会わなんだら……」という台詞になったんだそうな。Cちなみに、この間のシーンが絵描かれていたら、師匠の表情が変わっていくところが見れたんだそうな。

「これは師匠の……」
「そうだ。わしが前回のガンダムファイトで使っていた九龍ガンダムだ。どうだ、古いものだがまだまだ使えるぞ」
「でも、俺のシャイニングガンダムも強いですよ」
「ん…?こいつ、大きな口を叩くようになりおって!ん?」
「「ウワハハハハハハハ アハハハハハハハ」」
(師匠に首を絞められて、一緒になって陽気に笑う師匠とドモン)
「ドモン……あんなに楽しそうなの初めて…」
@やっぱり、師匠とドモンの幸せそうな顔っていいなぁと……。(私ゃ師匠ファン)

・師匠「ドモン。……よく眠れたか?」
ドモン「いえ、この所眠りが浅くて。やっぱり連中のことが気になってるのかな…?」
師匠「ま、無理もあるまいて」
ドモン「…でもまだ信じれないんです。あいつらがここにいたことすら……。師匠はどうです眠れましたか?」
師匠「ワシか?…ワシは乱にあっても平常心を忘れることなかれさ。朝までぐっすりだ」
ドモン「さすが師匠ですね」
師匠「そう言えば、お前のパートナー。えーと…」
ドモン「レインですか?」
師匠「そうだ。彼女はどうした。一緒に朝食じゃなかったのか?」
ドモン「ど〜せ、まだ寝てるんでしょう。あいつ低血圧だから」
(ドンッと師匠がドモンの背中を強く叩き、ドモンがパンを喉につまらせる)
師匠「ハッハッハッハッ。女性にそれはないぞ!ドモン!ハッハッハッハッ。アッハッハッハッ…」
(14話)
@新宿編での、ドモンと師匠の平和な食事 風景。A周知の通り、この時レインは師匠の罠にかけられ、催眠光線でDG細胞培養艚の待つ地下の広場へと導かれていた。Bだから師匠の笑いの後半は、どっちかと言うと邪悪っぽい笑いに変わっている。Cでも、こういう幸せなドモンと師匠はもう少し多く引き伸ばして欲しかったなぁ……。

・師匠「フッフッフッフッフッ…。驚くのも無理はなかろう。信じられぬのも無理はなかろう…だがこれは事実だ。…哀しいか、ドモン?恐ろしいか、ドモン?…お前の師匠には全てお見通しだ。だからワシを信じろ…。されば救われる…。さあ…この手を取れ…。そして立ち上がれ…。ワシはいつもお前と一緒だ。だから安心しろ。ほぅら。あのデビルガンダムが。いや、兄上がお待ちだぞ」
ドモン「兄貴が待ってる…師匠が一緒…」
(師匠「そうだ。共に行こう。そして、強く強く強く強く、強くなるのだ…」
(14話)
@新宿で、師匠がドモンを誘いかける時の台詞。この後、レインが(不粋にも)ドモンに叫びかけ、邪魔をした。Aこれが、いかにだまくらかしてドモンを仲間に引き入れるか、という結論に達した師匠が取った行動だが……デビガンを倒させないよう、だまくらかすのはいいとして、キョウジやカッシュ博士はどうする気だったんだろ?B(シュバルツは、カッシュ博士を助けたいが為、うかつなことができずにドモンに事情を話せなかった訳だから……師匠は、愛弟子以外は地球人類と一緒に敢えて滅ぼすつもりだったんだろうか?)

・師匠「よいか、ドモン。我ら武闘家の拳とはただ相手を倒す為だけにあるのではない。…では、一体何の為のものか…」
ドモン「あ、師匠!」
(師匠が火の中の肉に手を延ばす)
師匠「よいか。繰り出す拳の一つ一つを研ぎ澄ませるのだ。さればそれは己れの魂を伝える道具となる」(無傷で肉を火の中から取り出す
ドモン「己れの、魂?」
師匠「ウム」
ドモン「……この、こぶしが……」
(恐る恐る手を延ばすが、はじける火に驚く)
ドモン「うわぁああ!」
師匠「ウワッハッハッハッ。ハッハッハッハッハッ…。さあ、食え!そして、大きく一人前の武闘家となれ!…そう。そのこぶしで、己れの歩んできた道を表現できるようにな…」
ド「エヘッ。ハイッ!」
師「うむ。…ならば問う!東方不敗は?」
ド「王者の風よ!」
師「全新系烈!」
ド「天破侠乱!」
ド、師「「見よ!東方は、赤く燃えている!!
…あはははははは。あははははははは」
(15話)
@師匠との戦いに東京タワーにおもむく、ドモンの回想シーンでの一連の台詞。(ちなみに回想シーンのドモンは12歳)A場所からすると、ギアナ高地での修業中での思い出であるBこういうドモンと師匠の幸せなシーンは、見て心が暖まります。C…でも、コドモンのシーンで何が一番可愛いかって、コドモンの嬉しそうな声だと思うな。

・師匠「あまりの素晴らしさに言葉も出ないか…そうだ。ワシは他の者と違って、操られてなどはおらぬ。このデビルガンダムの強さに魅せられて、自らその配下となったのだ」
ドモン「そ、そんな!」
(16話)
@新宿でデビルが出現した時のマスターの台詞。A当初、どうせDG細胞に冒されてるんだろうけどそれじゃあ盛り上がりに欠けるよなぁ…と浅はかな考えを抱いていた思っていた私はこの設定で見事にGガンの信者と化してしまいました。

・(ネオ香港へ向う仲間を見送るドモン)
ドモン「また会おう、か……。だが、俺にはまだここでやることがある……!さぁ!もう出てきたらどうだ!」
(マスターG、川の中から登場)
師匠「ハッハッハッハ。友を無事に行かせるために残るとは!つくづく馬鹿な奴め!」
ドモン「うるさい!俺はもうあんたを師匠とは呼ばない!…今日からは俺の敵!マスター・アジア、東方不敗!」
師匠「だーはっはっはっはっ。育ててやった恩をアダで返す愚か者!その減らず口も今日限り!見よぉ!」
(空に雷が光り、地面が割れてデビルガンダムが登場する)
師匠「馬鹿めが!さっさと逃げれば良かったものを!」
(22話)
@ギアナ高地脱出編で、皆を先に行かせてドモン一人でマスターと対決した時の台詞。Aこう宣言された当時はさびしかったものだが、今になって考えると決勝大会、デッドリー・ドライブの時の『ふ…ドモンめ。思わずワシを師匠と呼びおったわ』と嬉しそうに師匠に言わせるための入念な下準備だったと思われる。Bちなみに、この本ではドモンがマスターを師匠と呼ばなくなって欲求不満だったが為に、ほとんどの所で師匠を師匠と書いていますB。Cしかし最後の台詞を見る限り、師匠がギアナに来たのは、ドモンが目当てって訳ではなかったようであるが……この時は、まだキョウジもボロボロではないため、ユニット探しの必要もないわけだから、現在の目的はデビガンの勢力を広げることのはずだが……誰にも干渉されない、栄養資源の豊富な所って訳でギアナに来たでもしたのか……う〜ん。分からんB。

(師匠×シュハルツ:トモン絡ミノ為、ココニ入レマシタ)
師匠「ああ…あ、わしの…わしのデビルガンダムが…」
シュバルツ「あきらめが悪いぞ。マスターアジア」
師匠「シュバルツめ、貴様さえ邪魔をしなければぁ…」
シュバルツ「見苦しいぞ、マスターアジア。お前はかつての弟子に破れたのだ」
(23話)
@マスターがデビルガンダムを倒されたショックで白髪化し、シュバルツの覆面が師匠の前で剥がれ落ちる場面での一連の台詞。Aちなみに師匠のデビルガンダムの呼び方は「デビルガンダム様」→「我が王」→「デビルガンダム」となっている。Bなお、この直後シュバルツの覆面が剥がれ落ちてマスターに素顔がさらされた。C……で、黒兄貴の正体を知った師匠は、八つ当りの矛先をドモンへと変更したんだが…師匠は、この瞬間でシュバルツがドモンのデビガンを倒す使命を手助けするために、DG細胞で作り出したアンドロイドってことまで分かったんだろうか?(シュバルツが正体を明かす回で、やはり貴様の正体、わしの思ったとおりであったか、と言ってるし)D……顔を見ただけで分かるってことは、キョウジの考えや事情を多少は知ってたってことになるんだろうけど…キョウジ自身と、師匠ってどの程度コミュニケーションが取れてたんだろうか?(ドモンが新宿に来たことで、シュバルツが生み出される前までは、キョウジに多少の意識が残ってたそうだし)

・師匠「ドモーン!逃しはせんぞぉぉぉ!」
(マスターGがシャイニングの足を掴んで地面の中から現われる)
師匠「まさか、ここから無事で出られるとでも思っていたか?!この馬鹿弟子がぁ!! 」
ドモン「そんなガンダムでまだ動けるなんて!
師匠「当たり前だ!…ワシの名を忘れたか?今だ負けを知らぬは東方不敗よぉ!!そうだ。この名にかけても、貴様だけは許さぁぁぁん!!!」
ドモン「ああ……や、やめろぉ!!もう、あんたに勝ち目はない」
師匠「何を言う!弟子の分際でぇ!」
ドモン「何故だ!何故こうまでして戦う?!なぜ、俺を倒さなければならない?!」
師匠「うるさぁい!貴様などに分かってたまるかぁ! ……クッ……!ワシが何のために戦うかだと?!そんなことを貴様に話して何になるぅ!」
(シャイニングを殴り付けようとするが避けられて地面を殴り付けてしまい、その痛みで弟子にここまでやられているという現状を振り向く余裕ができたのか打ちひしがれてうなだれた様子を見せる)
師匠「…フフフフフフ…わしも哀れよなぁ。まさか自分の育てた弟子に、こうまで逆らわれるとは思ってもみなんだわ。……そうだ。貴様さえ、貴様さえあの新宿に現われなんだらどれ程良かったか…」
(師匠がウルウル目)
ドモン「し、師匠…」
師匠「貴様さえガンダムファイターにならなければ、どれほど良かったか…分からんかぁ!えい!!てりぁ!へりぁ!とう!この馬鹿ものぉ!馬鹿ものぉ!馬鹿ものぉ!馬鹿ものぉぉぉぉ!!もう少しで、もう少しでデビルガンダムでこの地球をぉ、この地球をぉぉぉぉ!!」
(師匠に謂い諾々のままにドモンが殴り続かれる。……が師匠の言い分に耐えきれなくなったのか、立ち上がって師匠を殴り返す)
ドモン「うるさぁい!あんたの都合なんか聞いていられるか!俺はいつまでもあんたの弟子でもなければオモチャでもなぁぁい!言いたいことがあったらハッキリ言ってみろぉ!」
《中略》
(動けなくなったシャイニングを諦め、ドモンがガンダムを降りてゴッドの方に駆けていく)
師匠「フン…このマスターガンダムの前で生身で飛び出しおったわ…。何かは知らんがあれに潜り込む気か。…フン。さっきは言いおったな!言いたいことがあるならハッキリ言えと!ならば言ってやろうそう!だからお前は、アホなのだぁぁ!!!」
(24話)
@ギアナでデビガンを倒された師匠が、ドモンに八つ当りをしたときの台詞。
A「だからお前はアホなのだぁ!」「この馬鹿弟子がぁ!」など名(迷?)台詞も沢山あるが、それ以上にこのシーンは師匠の本来の目的に関わる台詞がも〜大放出である。ドモンが新宿に現われなかったら、師匠は地球に滅ぼすことをためらう理由もなく、非情な心でDG細胞によるマリオネットファイターを作り続け、完全復活したデビガンでて人類を滅ぼすことが出来た訳だし、キョウジがドモンを助けるために、シュバルツを生み出すこともなかった。つまり、完全にドモンが原因で、それまで順調にいった計画が阻まてしまったが為の台詞だと思われる。(シャッフルたちは、ドモンに関係なく襲来してきて、自滅したはずだし)
B……問題は、やっぱり師匠がギアナにやってきた動機だよなぁ。

ド「東方不敗!さっきはなぜ俺を助けた…?」
師「フン。助けたわけではないわ!お前を倒すのはガンダムヘッドではなく、このワシだ!」
ド「「ならばぁ!」
師「慌てるな。今、ここでやりあっては共倒れだ」
(開いた穴から流れこんだ泥水が、水位を増してくる)
ド「…そうだな。こうしちゃあいられないな…ガンダァーム!   」
師「    やめぃ!!   」
ド「!?」
師「こんなところでガンダムを呼べば、わしらは瓦礫の下敷きになるだけだ!そんなことも分からんのかぁ!!」
ド「じゃあ、どうすると言うんだ!!」
師「このま本土まで歩く。地上に出るまで、一時休戦だ。いいな。」
ド「あ…、ああ」
(師匠、腰の布をドモンに託しし、ドモンが戸惑った顔で師匠を見つめる)
ド「あ…」
師「わしはこの足では飛べぬ。お前が先にあそこへ行き、そいつでワシを引き上げてくれ」
(ドモン、不敵な表情で師匠を見返す)
ド「あんたを置き去りにするかもしれんぞ…!
師「フン」
(師匠、自信に満ちた目で見返し、ドモンの言葉を一笑に付す)
ド「何がおかしい!」
(岩が崩れ、ますます水が入ってくる)
師「早くせんか!さぁ、どうする!?きさまのグズはまだ治っておらんのかぁ!」
ド「……フン!  ふっ!とっ!はっ!」
(ドモン、ガレキを足場にジャンプしていって上の段までたどり着き、師匠の方を振り返る)
師「……」
ド「……」
師「……」(師匠、今の関係を探るような目でドモンを見る)
ド「……!」
(ドモン、怒ったような表情で意を決し、布はゆっくりと師匠の方に落ちていく。師匠はそれを掴み、師匠とドモンが一本の布で結ばれた状態がロングに引かれて、シーン終わり)                  (39話)
@「石破天驚拳!決闘マスター・アジア」から、シーンとして一番好きなものを持ってきてみました。(ちょっとしたしぐさや、一言なら他にもあるんだけど、シーンとしては、これが一番好き )
A……しかし、よもや本編で新香港的武闘戯曲をやろうとは……B。
Bしかも、風雲再起のMTSを本気でやるし……Gガンがどんな同人も本編にかなわないって本当だなB

師「よく見ておけ、ドモン。ネオホンコン……地球上で最大の繁栄にわく町。そのもう一つの顔がこれだ。世界中、どこもかしこも破滅は確実に迫っている。しかし人々はそれに目を背け知ろうともせず、ガンダムファイトに浮かれている。……人間とはつくづく度しがたい生きものだとは思わんか? 人間など、もはやこの地球には無用の存在。だからこそ、だからこそ、このわしは……」
(39話)
@上のしばらく後で、師匠がドモンがえられて歩いていた時、師匠がドモンに語った述懐。
Aこの時初めて、師匠が人類を滅ぼしてでも地球再生を目指していたことが明言された。(それまで、師匠の目的が地球再生ってのは予想がついていましたが、人類滅亡を積極的に支持してたってのは、この時初めて知ったんで)

師匠「聞こえるか、デビルガンダムよ!あの歓声が己れの足元も見ず何知らぬ者たちが、相も変らず騒ぎ立てよる。だが今となってはあの声こそ、お前が完全復活する祝いにも聞こえるわぁ。そしてお前が完全に蘇れば、そのために戦い続けてきたワシも報われるというもの………
(うぉ、ゴホゴホゴホ!)……いや、報われなんでもよい!だが、このままにだけは!このままにだけわぁ!!」
@ランタオ島の決戦を前に、師匠がデビガンを前に、自らの決意を語る場面。
A師匠の決意はこれまで出てきたのと同じですが、「いや、報われなんでもよい!だが、このままにだけには!」ってのが、師匠の未来と、ドモンに望んでいることが出ているので。

ド「貴様も見たはず。ネオホンコンの裏の姿を!そうだ、世界がガンダムファイトとうつつを抜かしておる間にも、あのような場所が世界の至る所に広がっておる!ローマを見なんだか?パリも、ロンドンも、貴様の祖国ネオジャパンのキョウトですら、滅びの一途をたどっておるのを忘れたかぁ!……ドモンよ、貴様は地球の断末魔の光景を前に、何も学ばなんだのか!」
@
師「そうだ……償いだ。犯した罪は償わなければならん。この手でなぁ……。そう、宇宙に浮かぶ大地…森…山…そして湖…。全てが偽物の世界の中で生きている愚か者どもから、この地球を取り戻す!」
ド「だからと言って、人間を抹殺していいはずがない!」
師「まだ分からんのかぁ!なにがガンダムファイトだぁ!何が理想的な戦争よぉ!我が身を痛めぬ勝利が何をもたらす!所詮はただのゲームぞぉ!」
ド「だがぁ、むやみに人が死ぬよりははるかにいぃぃ!」
師「だからお前はアホなのだぁ!」
師「ダークネス!」/ド「ゴッドォ!」
ド、師『フィンガー!!』
師「ぐぁぁぁぁぁぁ!」
ド「うぉぉぉぉぉぉ!…あぁっ…こ、これは!拳から深い哀しみが伝わってくる!東方不敗の拳が……拳が泣いてる!?な、何故だ!」
師「うるさぁぃ!!とぁぁぁぁ!」
ド「俺の心に、悲しみがひびく!…そうだ!おのれの拳は、おのれの魂を表現するものと教えてくれたのは、この人だ!……ならば、これが東方不敗の魂のひびきなのかぁ!?」

師「ドモン!まだ分からんのか、このわしの気持ちがぁ!」
ド「ああぁ!あんたのやろうとしていることは人殺しにすぎん!」
師「!?ドモォン……!」
(師匠、同意を求めるかのように打ち合せた拳を開いてドモンの拳を取ろうとするが、ドモンの拳に弾かれて拒まれる)
師「!?こ、このうつけ者がぁ!」
ド「東方不敗!あんたは間違っている!」
師「なにぃ?!」
ド「何故ならば……あんたが抹殺しようとする人類もまた、天然自然の中から生まれたもの。
いわば地球の一部!……それを忘れて、何が自然の、地球の再生だぁ!そう、共に生き続ける人類を抹殺しての理想郷など、愚の骨頂!」
(師匠の前に、ドモンがとてつもなく大きく見えて立ちふさがる)
師「…………!ふん!ならばわしが正しいか、お前が正しいか、決着を付けてくれるわぁ!」
師「おおぉ!キング・オブ・ハートの名に賭けてぇ!」
「うぉぉぉぉぉぉ!」「ぐあぁぁぁぁぁぁ!」
(中略)
(石破天驚拳のぶつかり合いで、ゴッドの拳にひびが入る)
ド「ぐぁぁぁぁ!」
師「はっはっはっはっはっ!ぐわっはっはっは!そこまでか!貴様の力など、そこまでのものに過ぎんのかぁ! それでもキング・オブ・ハートかぁ!?足を踏ん張り、腰を入れんかぁ!そんなことでは、悪党のわし一人倒せんぞ!この馬鹿弟子がぁ!」
ド「うぁぁぁぁぁ!ぐぁ!!」
師「何をしておる!みずから膝をつくなど、勝負を捨てたもののすることぞぉ!」
(言いながら師匠が右手を戻し、赤いシャッフルの紋章が光りかけるが、すぐに構えに戻ってムチを入れるようにドモンを弾き飛ばす)
師「立て!立って見せぇぇい!」
(師匠、自らが優勢のはずなのに、汗すらかいた必死の形相で、ドモンを叱咤する)
ド「う、うるさぁい!今日こそは、俺はあんたを越えてみせる!ハァァ!」
師「どぉぉぉぉ!」
(ドモンの気迫と共に師匠の所まで衝撃波が押し返され、師匠がダメージを食らってハイパーモードが解ける)
チボ「行けぇぇ!」
ジョル「ドモ〜ン!」
サイ「とどめをぉ!」
アルゴ「打てぇ!」
ド「おおぉう!石破天驚、ゴッドォォ・フィンガァァァ!!」
師「うあぁぁぁぁぁ!」
ド「ヒィィィィト・エェェェェェェェェン…」
師「よぉし……」
ド「!?」
師「今こそ、お前は本物のキング・オブ・ハート……!」
(今度こそ師匠の右手にキング・オブ・ハートの紋章が宿り、そして光りの中に消えていく)
ド「し……師匠ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
(ドモンの脳裏に、これまでの師匠との思い出が走馬灯のように走り、衛生軌道上のビームリングが弾け、ガンダムファイトが終わりを告げる)
(舞台は変わって、リングの弾けた地球を背景に、師匠の前に旧シャッフル達が現われる)
ブラックジョーカー「マスター……マスター……。マスター・アジア……。お迎えに参りました……。申し訳ありません……私たちこそ、もっと早く気付くべきだった。そう、ガンダムファイトが正しい戦いかどうか……。それを確かめに、前回に大会に出場したあなたは、戦って戦って、戦いぬいて頂点に立った時……」
(画面が、師匠が優賞した後のシーンに代わる)
ブラック・ジョーカー「自分の後に広がる廃墟を見て、ガンダムファイトの弊害をおのれ自身演じていたことに絶望し、その憤りが全ての始まりとなったのでしょう……」
師「何がシャッフル同盟よ!何がキング・オブ・ハートよ!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ブラック・ジョーカー「その結果(?)、あなた一人に全てを押しつけてしまったようですね……。あなたはその償いの方法を間違ったのでしょう……ですが私たちも正しいとは言いません。誰もが間違った道を歩もうとするこの時代。後は新しいシャッフルの者たちを信じましょう。それだけが、私たちのできるただ一つのことなのではないでしょうか……」
(旧シャッフル達が消えてゆき、画面はドモンが師匠を抱いたランタオ島の海岸に代わる)
(ゆっくりと、力なく目を開ける師匠)
師「なぁ、ドモンよ……お前には教えられたよ……人類もまた自然の一部。それを抹殺するなど自然を破壊するも同じ。わしはまた、同じ過ちを繰り返すところであった……」
ド「あぁ……!し、師匠……!」
師「……わしをまだ、師匠と呼んでくれるのか……!」
ド「俺は、今の今になって、初めて師匠の悲しみを知った……!なのに俺は、あんたと張り合うことだけを考えていて、話を聞こうともしなかった……!なのにあんたは最後まで、俺のことを……!!」
師「何を言う……。所詮わしは大罪人よ。……一辺たりともデビルガンダム細胞には侵されておらん!」
ド「分かっていた!分かっていたのにぃ!!」
師「あぁ、ドモン……!お前と新宿で出会わなければ、お前がガンダムファイターになどならなければ!こんな……こんなことにはならなんだのに……!」
(言葉もないシャッフル達が映し出され、そして時間の経過を表すように朝日が昇ってくる)
師「美しいな……」
ド「はい!とても美しゅうございます!」
師「ならば……」
師、ド「「流派!東方不敗は!」」
ド「王者の風よ!!」
師「全新!」
ド「系烈!」
師、ド「「天破侠乱! 見よ!東方は赤く燃え
ているぅぅぅぅ!」」
(師匠、叫び終わると共に力尽き腕を落とす)
ド「!?……師匠!!…………………師匠!!師匠おおお!ししょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
(カモメがギャアギャア鳴き、BGMもシンクロして、クライマックス)

“機動武闘伝Gガンダム・完”

@解説不要の、師匠がお亡くなりになる場面
A試合の勝敗は、ドモンが「人類もまた、天然自然の一部」と言った時に師匠が自ら決していたものと思われます。自らを悪人、大罪人と呼びまた、戦っている間ですら、師としてドモンを叱咤激励するなど、自ら死をもって、自分の過ちを裁こうとしていたとしか思えません。そして、最後の瞬間に、師匠の手にもまたキング・オブ・ハートの紋章が光ることが、GF13の間分かり合えなかった二人が、最後の瞬間にようやく分かり合えたことの証になっていると思われます。
B……が、師匠がGF12の終了以来、四年以上続けてきていたはずの葛藤に、ついさっき聞かされたドモンがあっさり出した答えに対して師匠が納得してしまったのがちと不満です。これまで、伏線もなしに唐突に出されたドモンの答えに納得してしまって、師匠が悩み続けた四年間ってのは一体何だったのかな〜って気が……。
C……ところで、ドモンがデビガンを倒した時点で、ドモンには「父を救うため」という、デビガンの是非を問う際に天秤にかけねばならない材料(色眼鏡)がなくって、新宿で師匠がドモンの事情を知らなかった時に起こっていたかも知れない議論の対決になっている訳ですが……新宿でこれが起こっていたら、ドモンはどんな結論に達してたんだろ?
Cちなみに、最後の「機動武闘伝Gガンダム・完」ってのは、絵コンテの最後に、監督自らが書いてしまったお言葉だそうな。

【ウォン×師匠】
ウ「ならば、残った最後のカードにも反対はなさらないはずですね」
(ウォンが師匠にシュバルツの写真を投げ渡す)
「ふむ……。しかしこやつとドモンは共に全勝同士。どちらもバトルロイヤルへの進出は間違いなかろう。いまさら対戦させても……」
「だからこそ面白いんです」
@あんたら……総当たり戦っての忘れてるだろ。

お・ま・け
【師匠のゾンビ兵・戦術講義】
師「ご心配なく!デビルガンダムさま。確かにドモン・カッシュは我々を追ってまいりましょう。ですが……なまじ腕に自信があるものがゆえ、それを逆手にとって捕らえることは造作もないこと」
§
(ゾンビ兵に向き直って)
師「者ども!よっく聞けい!」
ゾンビ兵『ははぁぁうぁあぁぁあぁぁあ〜』
師「ドモン襲撃の場所は、ここだ!奴は必ずここにくる。戦いとは、ただいたずらに己れの力量をぶつけるものに非ず!兵を用いるには、九通りの地勢と、天地風水の流れあり!そう。襲撃するには、絶好の場所なのだぁ!」
§
(ランダーに乗り込もうとするドモン)
レ「ドモーン!待って!どこへ行く気!?」
ド「俺のこの手で!師匠を取り戻してやる!」
レ「デビルガンダムね!ドモン、あなたは心も体も疲れ切ってるのよ!」
(ドモン、かまわずランダーを発進)
レ「待ちなさい!ドモン!デビルガンダムは行方を消してしまったのよ!どこへ行く気〜!」
ド「東京を南下したまでは分かっている!追いつけさえすれば!」
(その風景が、師匠が見ている水面に映し出され、師匠の場面となる)
師「戦いとは、詭道なり。策なく、己が勢いのまま敵と戦うは、敗れる兆しなり」
§
(ドモン、マスターGの幻影を見る)
師「兵法に曰く。戦いとは正法と奇法の運用にすぎず、水の流れのように極まりなく、わしの姿がそこにあるがごとく、ドモンに見えるなり!」
§
(ランダーをさらに駆り立てるドモン)
師「戦いは、盲信(猛進?)を戒めとする。
我が戦力をはかり、敵状をはかる。それを考える事なく敵を侮っている者は、敵の手に落ちるであろう!今、ドモンは、まさにそれなり!」
§
(ドモン、シュバルツに出会い、錆びた刀を渡されるも何も考えず、またランダーでマスターGを追い続ける)
ド「そうだ、俺にはスーパーモードがある。(中略)あのパワーを使えば、必ず、デビルガンダムから師匠を取り戻せる!」
§
(それを見る師匠)
師「フッフッフッフッ……。およそ地形には、
六つの害あり。今、やつはその一つ、『天羅』に向かいつつあり。そこは草木が密生し、思うがままの行動不可能なり。しかるに、近付く事なかれ。だが、ドモンはただ追いかけるのみ。
そして、蟻地獄にはまったが如く、奴は我々の思うがままにやってくる。そう、罠の張られたあの場所へ……。これこそ、東方不敗は八卦の陣!一度はまれば抜けられぬ!覚悟しろぉ!」
§
レイン「ねぇ、ドモン。何だか気味の悪いところね。……あら!?道が分かれてるわ」
ド「大丈夫!師匠に習ったことがある。戦場では、敵より先に高みの場所を占めるが有利なり。敵を探すならば山に向かうべし。これ、兵法の常道なり!」
§
師「馬鹿め!生兵法は怪我のもと!かかったなドモン!」
§
師「ハッハッハッハ!人知れず、伏兵を忍ばせるのも兵法!ネオドイツガンダムの邪魔もなくなった今こそぉ!ドモンよ!覚悟しろぉ!」
§
師「ううぅむ!今一歩と迫りながらぁ、惜しいことよ!だが、素直に引くことも兵法の一つ!それにしてもやっかいなのは、あのネオドイツのファイター!やつは一体、何を考えておる!えぇい、まぁいい!」
(師匠、ゾンビ兵に向き直り)
師「よいかぁ!こちらも作戦を練りなおし、我々の戦力を高める!だが、やつらの動き!決して見落とすでないぞぉ!」
(17話)
註:
詭道:正常な方法(常道)に沿わずに、相手の裏をかくやり方。つまり、本来なら強いものを弱く、近くにいるのを遠く見せたり、相手が目的に逸っていれば誘い出し、仲が良ければ分裂させたりする方法のこと。
九通りの地勢……戦争における、土地の九つの分類のこと。
・散地(軍の逃げる土地。自分の領土)
・軽地(軍の浮き立つ土地。敵の領土)
・争地(敵と奪い合う、そこを占めれば有利な土地)
・交地(往来の便利な土地。敵も味方も容易に来れる)
・衢地(諸侯の国々が四方にありそこを占めれば天下の民衆も得られる)
・重地(敵領土奥深くの、重要な土地。)
・土己地:(軍を進めにくい難地)
・囲地(出入りの難しい、囲まれた土地)
・死地(力の限り戦わねば敗北してしまうすべき土地)のこと。
・地形における六つの害……絶澗(絶壁の谷間)、天井(自然の井戸)、天牢(自然の牢獄)、天羅(自然の捕り網)、天陥(自然の落し穴)、天隙(自然の隙間)のこと。これらがあるならば、とっとと立ち去って、近付くべきではない地形。当然、敵を誘い込むべき地形でもある。
(参考文献:岩波文庫「孫子」)
@理解しているとも思えない、ゾンビ兵に対しての師匠の戦術講義。
A……しかし……弟子がこれだけ見事に策にはまっていって、自分の教え方に悩むことはないんだろうか?Bちなみに、ドモンの間違いは、「敵より先に」って前提条件を、全然考慮していないところである。(おびき出されたのに「敵より先に」も何もないよ〜な気がするけど……(まぁ、ドモンだは)

【ドモン×シュバルツ/キョウジ】
ドモン「キョウジ…いや、兄さん。もう終わらせるよ…」
ドモン「消える…俺の怒りと哀しみ、復讐は消えていく…」(23話)
@明鏡止水の境地にいたり、真のスーパーモードになったドモンが、デビルガンダムに最後の一撃を加える時の一連の台詞。
Aドモンの兄に対するこだわりの終決が良い。(後で回復するかも知れないけど、当面戦闘不能にすればネオジャパンの人間が回収に来る予定らしかったし)←ウォンの手下に殺られたけど
B……で、目的に邁進する必要のなくなったドモンは、師匠に会うことで一度変わった性格を、また一変させて決勝大会でやっていくことになる。(いや、決勝大会の性格がドモン本来の性格なんだろうけど、それまでのドモンとは全然違ったから、当面はちょっとギャップがあったぞ)

ウォン「なぜあなたは武道を始めたのですか?」
ドモン「俺には兄がいた。何をやってもかなわなかった…。俺は世界一の兄を越えてみたかったのさ」
(漫画版Gガンダム)
@漫画版で、ウォン首相がドモンを部屋に招いて交わした台詞。
Aその兄に、DG細胞と、ベテランガンダムファイターの技が加わって、さらにサイボーグ化してるんだから、確かに無敵だわなぁ。
B……ところで、ドモンが家を出た時、キョウジは18歳だった訳だが……その頃からデビガン開発に関わっていたんだろうか?(ちと無理があるような……)

ウォン「ドモン・カッシュ。ネオジャパン出身。年齢20歳。幼い頃よりマスター・アジアの下で武道の鍛練に励み、一年前、帰郷と同時にガンダムファイターとなる」
(モニターに、破れた写真が、破れる前の完全な写真で映し出される)
ドモン「!それは……」
ウォン「母とは死別。父、カッシュ博士は急病により入院。そして兄、キョウジは行方不明。噂では、彼とは、ギアナ高地で出会えたとか。
で、久しぶりの再会はどうでした?」
ドモン「大きなお世話だ」
@アニメの方での、上と同じシーンの台詞。
A対外的には、こうなっていたのか……。
Bしかし、このドモンに関する調査ビデオ、どうやって撮ったんだ?B。

(BGM:ROUND2-21“闘う者だけが……”)
ド「そんな……。じゃあ、俺はそんなことも知らずにこの一年間兄さんを追いかけていたなんて……」
黒「根が素直なお前はだまされてガンダムファイターとなり、キョウジを追ってくるに違いない。そう考えた……。だが相手は恐ろしいデビルガンダム。お前が無茶をするのは目に見えていた。そこで…デビルガンダムに取り込まれたキョウジは…その薄れゆく意識の中で、倒されていたネオドイツのファイターを母体にして…自分の全人格を写し込んだこの私を作り上げ、こう言った……『頼む!お前が私に代わって影となり、ドモンを守ってくれ……』」
ド「ならどうして……最初に出会った時、ホントの事言ってくれなかったんだ?」
黒「フフフ……あれだけ頭に血が上ったお前にいった所で信じるはずがあるまい。それに父さんの命がかかっている以上、お前は何よりもガンダムファイトに優勝しなければならない…。
うかつなことができるか……」
ド「兄さん……」
黒「ドモン……。私も、私もつらかったぞ!」
ド「兄さん!あんた兄さんだ!間違いなく、俺の兄さんだぁぁぁぁ!」
@ドモンとの戦いで重傷を負ったシュバルツが、体を押してランタオ島にやってきてデビガン事件の真相を告げた時の台詞。
Aでも、デビガンに攻撃された時の「兄貴は本気で俺を狙っていた……本気で俺を……」って台詞からすると、話しても信じたような気がするが……。
Bところでドモンは、どの辺で「間違いなく」俺の兄さんだって判断したんだろうか?(父さんの命がかかっている以上」かな?)

(BGM ROUND2−23“遠い記憶”)
黒「ドモン、打て!私と一緒にデビルガンダムをぉ!」
ド「えぇ!?」
黒「早く!私の体ごとコックピットを吹き飛ばすんだぁぁぁぁ!!」
ド「そんな!……いやだぁ!ボクにはできないぃ!」
黒「甘ったれたことを言うなぁ!その手に刻まれたシャッフルの紋章の重さを忘れたかぁ!」
ド「紋章の重さ……!?」
黒「お前がこいつを倒すための礎となった、仲間達の事を思いだせぇぇ!!……お前もキング・オブ・ハートの紋章を持つ男なら、情に流され、目的を見失ってはならぁん!!……それとも、こんなキョウジのような悲劇が繰り返されてもいいのかぁ!」
ド「うっ、くっ……」
黒「やるんだぁ!デビルガンダムの呪いから、私たちを解き放つためにもぉぉ!」
師「やめろ、ドモン!!貴様、実の兄を、その手で殺めるつもりかぁ!!」
黒「さあドモン!デビルガンダムに最後の一撃をぉぉ!!」
ド「…………分かった…………!」
師「よせ、ドモぉぉン……! デビルガンダムなくして地球の未来はぁ!」
(ドモン、ゴッドフィールドを展開する)
ド「兄さん……!!……ばぁぁぁぁぁくねつ!
(シュバルツと、そしてぼろぼろの状態で生体ユニットと化しているはずのキョウジが、目を開けてわずかに微笑む)せきは!てんきょうけぇぇぇぇん!!!」
(天驚拳がゴッドの手を離れ、キョウジとシュバルツをデビルガンダムの鎖から解き放つ。そして光の中でシュバルツとキョウジの影が一つになり……※
キョウシ、シュハルツ『ありがとう、ドモン』
※そしてその影が光の中に消える)
ド「兄さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」
@ドモンがシュバルツを、そしてキョウジを全ての鎖の中から解き放つ時の一連の叫び。
A田中公平氏の音楽と、堀秀行氏の熱演なくしてここまでの感動的なシーンはありえなかったと断言できる程、絵と声と音楽が見事にマッチしたすばらしい名シーン。これを見て泣かなかった奴は男じゃないぞ。
Bでも、次の回には兄の死をすぐに忘れ、その次の回でも冒頭以外は全然悲しまないドモンは何とかして欲しい……。
(せめて、もうちょっと後を引いて欲しかった…)

【ドモン×アレンビー】
(レインがいなくなって、現実逃避のようにア
レンビーを見舞いにきたドモン)
ド「気分は、どうだ……?」
ア「もう、すっかり。…………」
ド「……?どうした」
ア「……レインさんを、追わないの?」
ド「お前も、それを言うのか……」
ア「あなたが、本当に大切に思っている人を、知ってるもん!」
§
ア「レインの心の扉を開くのに、絶対に効く呪文を教えてあげる。それは、『好きだ。』って一言。……ねぇ、今までレインに好きって言ったげた事ある?」
(中略)
ア「ファイっト!」
(妖精化し、ノーベルのMTS内に戻る)
ア「でないとあたし……ドモン以外の人、好きになれないよ!」
@いや、アレンビーって、健気だな〜とB。

【ドモン×レイン】
・レイン「分かったわ……でもお願いがあるの修理が終わっても、一緒にいさせて。私も離れたくないの。…だって、これは私たちのガンダムでしょ」
ドモン「……分かった。約束しよう。これは二人のガンダムだからな……」
@ギアナ高地脱出時、ダークネスにやられて修理中のシャイニングの中で交わされた会話。
A最初のレインを足手まとい扱いしていた時とは大違いである。
Bこの後、ドモンは仲間を逃して一人でマスターと戦うために敢えて約束を破った。

「どう見ても本物に見えただと?お前は前に言ったな!一度引き受けた患者は絶対に見捨てないと!あれは嘘だったのか!?」
@アレンビーがさらわれた時の、ドモンがレインを攻める台詞。
Aしかし、ウォンが用意た救護班なら本物のはずなんだが……。
Bちなみに、「一度引き受けた患者は絶対に見捨てない」って言ったのは、セイットの会の話である(根に持ってんだろうか?)

ドモン「レイン、いー機会だ。ミンに料理を教えてもらえ」
レイン「…え? 何よ!それじゃ私の料理はまずいってこと!?」
@レインの料理の腕前を示す唯一の台詞。
A…でも、ミンに料理を教えてもらったら、材料が得体が知れなくなると思うのは私だけ?(香港の食文化に対する偏見かもしれないけど)

【サイ・サイシー】
サイ「マーメイドガンダムの機体ははもうボロボロなんだろ…だから、もし壊れちゃったら君は国へ帰らなきゃいけなくなる…そしたら、もう会えなるじゃないか!」
@サイがネオスウェーデンのハンスとの戦いを厭う理由をセシルに語った時の台詞。
A最終話では、サイがセシルの写真を持ってたけど……やっぱりハンスに持たせでもしたんだろうか?

ドモン「明日はいよいよ、サイ・サイシーとの決着か…ふん、考えてみれば、あいつも不思議な奴だ。敵である俺を兄貴と呼んで、いつもくっついてくる(以下独白が続く)」
@サイとの試合を明日に控えたドモンの台詞。サイとの関係を簡潔に表している。
Aこの時、サイとの思い出が出てくるのだが…その中にサイがレインのスカートをめくっている姿があるのは一体……。
Bそんなに印象的だったんだろうか?

サイ「天に竹林!地に少林寺!目にもの見せよう!最終秘伝!」
総帥「おお!これは!今や失われたと言われる小林寺最高奥義!だが命と引き替えに射たれるといわれるその技の名は!」
サイ「真・流星胡蝶剣!!」
@父の遺書を読んで少林寺再興の遺志を継ごうとサイが、ドモンと壮絶な戦いを繰り広げるシーンでのサイの命を懸けて奥義をしかける、Gガン中、一番とも思われるガンダムファイト。
A他のシャッフルたちとの戦いは、必死なのは分かるし、マスター対ゴッドは(死亡シーンはともかく)、拳と拳の問答はいいんだけど、絵的には石破天驚拳の押し合いだけで、戦いそのものはイマイチなんで、GFとしての一番はこっちを指示します。

【ホイ&ミン】
チボ「レインとドモンはただのお友達!だから俺がレインを口説いたって問題ないの!分かる?」
ミン「そうなの?」
ドモン「そうなのか?」
レイン「あのねぇ……!」
@28話で、チボデーに「レインとドモンはただのお友達」と言われた際に口にした言葉。
Aなんかマヌケで好き 。

ホイ「すっげー!」
ミン「ガンダムファイターって、こぉんなことできるのねぇ」(37話)
@ドモンとの対決を前に、ジャンクにやってきたサイが料理を作るの見てた時の二人の会話。
Aドモンが同じ事をやった時にどう言うかが見物である(イノシシの丸焼きぐらいかな?)
Bジョルジュの手料理ってのも面白いかも。(チボデーなら、幼い頃自活していたはずだし、アルゴは案外細やかってのはありそうだし、アレンビーじゃありがち過ぎてつまらいし)
Cここは一つ、Gガン味っ子をやるしか♪)

【アルゴ×ナスターシャ】
アルゴ「誰がこんな所へ呼んだ?」
ナスターシャ「私だ、アルゴ」(深紅の妖艶なチャイナ服姿で現れるナスターシャ)
アルゴ「ナスターシャ!?」
(シーンは豪勢な魚料理の並んだ食卓に移る)
ナスターシャ「どうした、食べないのか?箸は苦手か?それともグラハムとのタッグが気になるか?」
(アルゴ、何故こんな事をするのかと、もの問いたげな目)
ナスターシャ「これは言わば私のお前に対する謝罪だ。見ろ、あの船…」
アルゴ「あ、あれは!」(アルゴ、立ち上がる)
ナスターシャ「国の連中め、本当にお前の仲間をここに送り込んできよった。正直言って、私も腹が立つ。この一年を戦い抜いてきた私たちへの信頼など、所詮この程度だ…。アルゴ、明日のドモン・カッシュとの対戦、必ず勝て。必要ならグラハムも一緒に叩きつぶせ!一つの勝利は二人の勝利だ!」
アルゴ「………うむ」
(席に座り、魚を手で持ってかぶりつくアルゴ。それをナスターシャが優しそうとも面白がっているともつかぬ表情で見つめる)
@明日に控えたグラハムと組んでのドモンとの戦いを前にして、ナスターシャがアルゴへの謝罪として食事に招いた時のシーン。
Aでも、あのチャイナドレスは絶対、謝罪以外の何かを含んでいるぞ。
Bターシャとアルゴの恋愛関係らしいものが見え始めた最初のシーンだが……好みのタイプが妙竹林って設定は、どこ行ったんだ?。(こだわってもらっても困るけど)

アルゴ「ナスターシャ!…もしもの時は、仲間のことは頼む…」
ナスターシャ「まさか…死ぬ気か?」
(中略:ドモンがガイア・クラッシャーでボルトの足に負担が掛かっていることを発見。ゴッドフィールド・ダッシュで足に過負荷を掛け、ボルトの足を砕く)
アルゴ「なにぃ!」
ナスターシャ「しまった!」
アルゴ「負けるのかぁ!?」
ナスターシャ「アルゴ!…まさかガイア・クラッシャーのパワーが、ボルトガンダムの足に負担をかけていたとはぁ…!。すまん。肝心な時に機体の不備が出るとは、これは私の敗北だ」
アルゴ「…フッフ、何を言う。例え一つの敗北さえも二人の物ではなかったのか?」
ナスターシャ「アルゴ…」
@上の項目から続きのドモン対アルゴのタッグ戦での台詞。「一つの敗北さえも二人のもの」って連帯感がよい。
A…でもこのシーンって、ギアナ高地でシャイニングを修理中のドモンとレイン(これは二人のガンダムでしょ)と似てるよね。 次回予告