17:00 に関内で理央さん、志緒さんと待ち合わせる。
大の Jeff Beck ファンである理央さんは、エラい興奮状態であった(嘘)。
開場まで間があったので、お茶を飲みながら談笑する。
理央さんは何のグッズを買おうか?と頭を悩ませていた。
ワタシは「全部二個ずつ買って、保存用と着用用にすればいーじゃん」
と薦めたのだが、志緒さんに却下されてしまった。
「Blue Wind」では、ギター/シンセの Jenifer Butten と Jeff がバトルする、
ってーなウワサを聞き、「Jeff、負けちゃったらどーしよぉ?」と
心配(笑)したりもしてました。
開場は 18:30 だったのだが、18:00 ちょっと過ぎに会場に到着。
開場に先立ち、グッズ販売の窓口が開く。
その列に並びながら
「マウスパッド(黒地に白く「Who Else」の文字が入ってるだけ)は、ダメでしょう。
いただけません」
なんてーなハナシをしていたんだが、ワタシらの後ろに並んでいたヒトは、
マウスパッドも買っていた。彼はワタシらの会話をどういう気持ちで聞いて
いたんだろうか(苦笑)。
ワタシは帽子(黒地に白く「Who Else」)とパンフレットを買う。
理央さんは帽子とTシャツとピンバッヂを買ったようだ。
携帯用ストラップをどうしようか?と悩んでいたが、それはまた後日
(彼はあと二回見に行くようだ)に回すらしい。
志緒さんがしきりに無駄遣い(笑)を止めていたが。
開場したので、建物の中に入る。
帰りの待ち合わせ場所を決め、理央さん志緒さんと一旦お別れ。
ワタシの席は、1階6列21番。ステージに向かって、ちょっと左寄りの席。
Beck はド真ん前だろーが、こちらに立つのは誰だろう?
ステージには黒い幕がかかってるんで、誰がどこに立つのか判らない。
ギターの Jenifer Butten だといーなー。
いや、彼女が女性だからってー下心からでわ断じてないのだぞ。
同じギター弾きとして、またギターシンセの使い方を勉強するタメに
.....以下言訳云々
ステージ端、幕の切れ目からギターテクのヒトが見える。
白いストラト、メタリックブルーのジャズベース、白いジャズベースと
チューニングしていく。時タマ、ベースの音が聞こえる。
発音位置から判断すると、ワタシの前はベースの Randy Hope-Taylor みたいだ。
ちぇっ(笑)。
いよいよ開演。
ワタシの左隣の席は空席のままだ。もったいないヒトもいるモンだのぉ。
幕が開く。向かって左から、ベース、ドラムの Steve Alexander、Jenifer
の順。真中ちょい左寄りにマイクが一本立っている。
MC 用か?はてまた誰か....立ってる位置からして、Randy か Jeff....
が歌うのか??
一曲目の「What Mama Said」が始まる。 Jenifer のタッピングのイントロ。指使いが滑らか。 ブレイクの後「なんとかかんとか Mama Said」のサンプリング。 次に Jeff のリフ。Randy 側から Jeff が弾きながら歩いて登場。 沸き立つ観客。総立ちの前席。 しょーがないんで、ワタシも立たなきゃ見えません(苦笑)。
いやしかし。まー、なんつーか。その。凄い。Jeff Beck。
見れてよかった。しかもこんな、石を投げれば当てられそうな前の席で。
新譜から、並び順に三曲たて続け。ただただ右手の使い方に圧倒されてました。
MC も全くなく、曲間は Jeff のおどけた仕草で繋いでいる。 いきなりのトリルとハンマリングではじまったイントロ。 うぉあぁ。もしや「Starcycle」?周りはまだ気が付いてなさそう。 それに続き、あの有名なシーケンスパターンがはじまる。 どよめく会場。こんな曲、こんなトコでやっていいのか? と、思わず心配してしまう(笑)。 ここんトコから、旧曲と新曲混合でステージは進んでいく。
いきなりギターから始まった、まさかの「A Day In The Life」。
ワタシ、この曲、めちゃくちゃ好きで。
思わず涙がこぼれ落ちそうになる。
真中のオーケストラのトコで、Jenifer のギターシンセが大活躍か?
と期待したんだが。ただ全員でメチャクチャやってお仕舞いでした。
ちょっとガッカリ。
Sting のバージョンを見習って欲しいモノだ(笑)。
「Declan」では、Randy がリバースネックのストラトを持ち、 アコギっぽい音(BOSS のシミュレータでも使ったか?)でコードを弾き、 Steve が前へ出て来て鍵盤でコードを弾き、 Jenifer はギターシンセでパンフルートみたいな音を出してました。
「THX138」で、背景にちょっと照明での演出があったんですが。 とほほな内容。いや、ホント、照明に全然金かけてません。 こんなんでいいのか(笑)?
「Led Boots」で途中からドラムソロに入る。
Steve はあんまし上手じゃない(苦笑)。
いや、ドラムソロは、まぁ、こんなモンですか、みたいなんで、
よく手も動いていたんですが。
曲中のドラムは、走ったり、メリハリに乏しかったり、で。
まぁ、今まで Jeff が組んで来たドラマー達と比較するのは可哀相ですが。
Steve は Duran Duran のツアーサポートとかやってるんですが。
Jeff を振った Terry Bozzio....このヒトも Duran Duran で叩いたコトがある
....が代わりに推薦したんじゃねーのかなぁ?と勝手に想像してみたりもして。
ドラムソロ後、初めてマイクが使われる。Randy が Steve を紹介するだけ。
「Blue Wind」では、噂通り、Jenifer と Jeff のバトル、つーか、
交互にソロとってました。
Jenifer のソロの後、Jeff は降参のポーズをとってました(笑)。
やっぱり負けた(笑)。
あと、この曲で、Randy のベースソロにも入りました。
和音奏法、スラップ、パーカッシブなコト、と色々楽しませてくれました。
Randy は「Blow By Blow」でのドラマー、Richard Vailey と Incognito って
バンドをやってるんですが、そーゆーいきさつからこのバンドに入ったのか?
とまたまた勝手に推測してみたりして(笑)。
こういう音楽性のバンドにはあまり似つかわしくない....というか、こーゆー
バンドでやるのは勿体ないよーな気がします。
なんか、ガムかみながら、つまんなさそうだったし....って、もしかして、
地顔がそうなのか(笑)?
終盤、Jeff のギターとコール&レスポンスさせられました(笑)。
バンドはメロディ部だけやって、客席は低音弦でのリフをやらされました。
アンコール。「Where Were You」。Jenifer と Jeff、二人きり。
Jenifer がシンセを担当。
で、次の曲で終りだろーなぁ、何か盛り上げて終れる曲ってあったっけ?
ってートコで「Big Block」。んー。ちょっとなぁ。俺は納得いかんぞ。
もちょっと有名な曲で終ってくれよぉ(笑)。
つーコトで、堪能した 2時間弱。
帰路、理央さん志緒さんと、あーだこーだ言いながら帰宅。
彼らは二階席だったんですが、双眼鏡を使い、Jeff の足元のエフェクタの
チェックもしてました。Proco の RAT、BOSS のラインセレクタ、
BOSS の赤紫のツマミが四つのモノ....
これは Dimension か Hi Band Flanger かなぁ?....等が使われていたそうで。
アンプは Marshall のヘッド一個に、同じく Marshall の 4発入りと思われる
キャビネットが三つでした。
いやー、ホント、よかったす。初 Jeff Beck。また見たいなぁ。