California Guitar Trio with Tony Levin


date
2000年11月15日
Open 19:00, Start 20:00
End 21:50
place
Club Quattoro
member
Bert Lams: Guitar
Paul Richards: Guitar
Hideyo Moriya: Guitar
Tony Levin: Bass, Stick
songs

いやー。なんちゅーか、まー。楽しいライブでした。

California Guitar Trio つーたかて、知らないヒトの方が多いと思うんで、ちょっと紹介するってーと。 King Crimson の Robert Fripp が主宰のギター教室みたいなのがあって、そこで知り合った三人で組まれているアコギ三人組なんですがね。 やってるコトはギターによる弦楽三重奏つーか。そんなんなんすわ。Robert Fripp というキーワードで、「うわぁ、堅苦しそう」なんて思ったアナタ。 それは間違い。 ユーモアに溢れる、ほのぼのとした楽しいコンサートでしたよ。

のっけから Tonyさんを交えてはじまり、二曲目かな? King Crimson の「Discipline」をやってくれました。 メンバーに森谷さんという日本人の方がいらっしゃるので、MC は彼がやるのかな?と思ってたらそんなコトはなく、三人共 MCしました。 森谷さんが喋るのがちょっと多かったかな?
森谷さんが「自分がギターを弾き始めるきっかけとなった曲です」との MCの後にはじまったのが Venturesの「Caravan」。 途中、オーバーフレットで掛け合いをやったりで楽しく進んでいきました。Tony Levin も Funk Finger で応戦(笑)。

Paul Richards が「King Crimson の曲に日本の有名な曲をかけあわせました」とかなんとかつーて始まったのが「ズンドコ節」(笑)。 途中「21st Century Schizoid Man」のフレーズがいたるトコロにちりばめられ、「Vrooom」のフレーズも出てくる始末。 会場は爆笑の渦でした。

最後の何曲かは Tonyさん中座。CGT のみに。「第九」が圧巻でした。 また、森谷さんが「この曲は Salt Lake City で鮨を食べている時に啓示を受けました」といい、始まったのが「六段」。 三人でランダムに発音しながら弾くもんだから、面白い効果が出てました。 このアイディアと、King Crimson の「ConstruKction Of Light」のアイディアはどちらが先だったんだろか?

アンコールで森谷さんが シンセ用 PUがのっかった Ovation で、ギターシンセを使い「仰げば尊し」を独奏。 その後全員出てきて、Tonyさんが「It's My Turn」。Stick を弾きながら「Elephant Talk」を歌う。 こないだの King Crimson での「Elephant Talk」は聞いててつらいものがあったが、これは面白かった。 いやー、いーモン見せてもらいました。

最後は、全員プラグを外し、全員が客席に降りてきて、PAなしで演奏。

CGT のギターは変なギターで。詳しくは CGT のページで確認して下さいな。チューニングも変なのよね。 Tonyさんは、Music Man Stingray のフレットレス 5弦、Stick(何弦だっけ?)、Aria と思われるアコベを使用。 Paul Richards はボトルネックを使ったり、E-Bow を使ったりしてました。ボトルネックの時は歪ませてました。

つーコトで、このツアーのライブ盤って出たりしないのかなぁ?....通販でアメリカツアーの音源は出てるみたいだけど。