3-Mode Driver

(2006.Feb.28)

Control

  • Gain: ゲイン
  • Volume: 出力音量
  • Tone: トーン
  • Mode Switch: 歪みの切り替え (シリコン/コンプカット/?)

ブースターの名器と言われる Tube Screamer のコピー。 やっぱりコピーなだけじゃなくてモディファイされています。

Tube Screamer は TS5 という Sound Tank シリーズのを持ってるんですが、 この頃スイッチの調子が悪く。 TS9 に買い換えようかな?と思ってたところで製作本をみつけたものだから飛びついてしまったというわけです。

シリコンモードでは通常の Tube Screamer。 シリコンダイオードで歪みを作っている。 TS5 と比べると、音がややくっきりした感じになりました。
コンプカットモードでは無歪みブースター。 かなり出力音量を上げることができます。
?モードでは、ソケットに実装したもので歪みを作ることができます。

手持ちのゲルマニウムダイオードを挿してみたところ、音量が激減してしまい、使い物にならず。 インジケータに使っているのと同じダイオードではコンプカットとなんら変わらず。 クリッピング用の定番と謳われていたダイオードを入手して試してみたところ、これがいい感じ。 ガリガリっとした粗い感じの歪みが得られます。 オーバードライブがディストーションになったという感じ? 東芝 TLR123 とシャープのを試したのですが。 シャープの方は若干暴れすぎのような感じがしたので、今は TLR123 を挿しています。 まぁ、その差はほんのごくわずかな差なので、どっちでもよかったんですが。
シリコンと LED をブレンドしてミックス度合いをリニアに変えられたりするよーにすれば、 これまた面白い効果が得られるんじゃないかな?とかちょっと思うのですが。 スキルが上がって、自分でモディファイできるようになったら試してみたいと思います。
2006.Mar.26
二号機作製。 名前は「Twin Scream」にしてみました。
 
一号機のモード切り替えをシリコンと?の二つにして、フットスイッチ化。 二色 LED でモードを表示。 緑がシリコン、赤が?モード。 ?の時は、Drive の右に挿してあるもので歪みを作れるようになってます。 外せばコンプカット(無歪)。
これもプレゼント用。 なので、もう手元にありません。
ネットを回ってみると、Ibanez TS-9、TS-808 と BOSS SD-1 の基板は同じというコト。 いくつかの抵抗やコンデンサの値が違ってるというコト。 これはソケット実装にして、色んなモードを試せるよーにしてみたくなっちゃうよなー。
2006.Apr.08
三号機作製。 名前は「Dual Screamer」。

 
モード切り替えをシリコンと?の二つにして、フットスイッチ化。 三色 LED でモードと On/Off を表示…しようかと思ったら。 赤つけちゃうと他の色消えちゃうので、モードだけにしてみた。 三色使わないのも悔しいので、赤でダイオード三本の Asynmetory モード、Synmetory モードは青と緑が両方点灯。
Asynmetory って? いや、tonepad とか見てると、そーゆー回路が描かれてて。 ふつー、Tube Screamer は Synmetory でクリップダイオードが組まれてるんだけど、 基板自体は Asynmetory でも組めるよーになってるよーだ。 SD-1 は Asynmetory みたい。 で、これらのダイオードは当然のようにソケット実装。 ダイオードを交換して遊べるよーにしてあります。
また今回は TS-808 と TS-9 の切り替えスイッチをつけてみた。 両者の違いは出力段の抵抗値だけ。 そんだけだったらやってみない手はないべさ。

んで、使用感。
Asynmetory の方が音太い。 輪郭がはっきりする。 こりゃブースター代わりに使えそうな雰囲気。 LED より使い易いかもしんない。
TS-808 と TS-9 切り替えはあんまし効果なさそう。 流れる電流が変わったりしそうだから、使用アンプによってはまたなんかいい効果あったりするのかも? ま、これから色々試していこう。

三号機作ったのも、一号機をヒトにあげちゃったからだったりして。 もらっていただいてどうもありがとうございました。


参考文献 参考サイト