Steinberger GP-1

since 1998.Sep.

spec

body
Maple
neck
Carbon Graphait
pick up
EMG 89
control
Master Volume
6 Position Rotary Switch
  1. front85
  2. front85+rear85
  3. rear85
  4. frontSA
  5. frontSA+rearSA
  6. rearSA
bridge
Trans Trem
友達から購入

Steinberger が 1985年頃に発表した廉価版モデル。 ボディ形状は、御覧の通り、Flying V の足無しという形をしている。 そのルックスから、「イカ型」と称するヒトも少なくない(苦笑)。
廉価版ということで、ボディはカーボングラファイトではなく、メイプルである。 当然のコトながら、この GPシリーズ、生産中止である。 ので、Steinberger の webページへ行っても、もう写真とか載っていないのだ。
以前、元々の所有者から借りたことがあり、その時にアタッチメントを取り付けた。 ヘッドレスってーのは、ダブルボールエンドの弦じゃないとセットできんのだが、 このアタッチメントのおかげで、シングルボールエンドでも張ることができる。
最近は、ダブルボールエンドの弦をあまりみかけなくなってしまったので、 買っといてよかったなぁ、と今になってしみじみ(笑)。 このアタッチメント、まだ売ってるんだろーか?

元々は EMG HZ という、パッシブなピックアップが載っていた。が、 これが、けっこうピーキーな音で、ハムバッカにしては線が細かった。 ので、購入後、早速 EMG 89 に交換。
元々のコントロールは、Master Volume、Master Tone、 Front/Mix/Rear のスイッチであったが、 SA/85 という切り替え機能がついてる 89 を生かすために、 こういうコントロール(front PU SA/OFF/85 Switch, rear PU SA/OFF/85 Switch)にした。
SA+SA のミックスで、ストラトのハーフトーンっぽい音が出る。 これは PU の距離のせいであろうか?

ミニトグル二個では、総ての組み合わせを実現できはするが、その操作性がイマイチであった。 ので、購入当初からロータリースイッチの導入を考えてはいたものの、 なかなか思うような仕様のものが手に入らなかった。

EMG89購入前は、二回路のロータリースイッチがあれば実現可能、と考えていたのだが、 85 と SA を切り替える際、それにリンクさせて、 PU に内蔵されているプリアンプも切り替えてやらねばならなかったのだ。 ということで、先走って買った二回路六接点のロータリースイッチは部品箱の中で眠るコトになりました。

四回路のロータリースイッチを探したが、使いたい大きさのスイッチでは、四回路三接点が最大構成である。 これでは組み合わせが少なすぎ、わざわざロータリーを使う意味がない。 最低でも、

  1. front85
  2. front85+rear85
  3. rear85
  4. frontSA+rearSA
の四回路は欲しかった。 フと、三回路四接点を用いプリアンプの切り替えを一回路で実現できる、という錯覚に陥い、 Stevie Wonder をお題目としたカラオケ宴会へ向かう途中、横浜の東急ハンズでそれを購入した。 翌日、弦を外し、リアPUの切り替えスイッチを外したところで、実現できないことに気がつき、 自分の迂闊さを嘆きながら泣く泣く配線を元に戻した。
三回路四接点も、部品箱の中で眠りにくきました。

この型スイッチのメーカである ALPS電機のwebページを探し出して覗いたところ、 スイッチのオンラインカタログがあった。 調べてみると、自分が求めていたものの型番は「SRRN」といい、カタログ上では、一段だけでなく、 スタックして回路/接点数を倍にしたものもあった。 これだ、と思い、最寄りの電気パーツ屋へ出かけた。
この店の御主人は、エラそうでムカつくんだが、まーしょーがない、と観念して店に入った。
「四回路四接点以上の、この型のロータリースイッチはありませんか?」
「ないよ。はい、さよなら」
とまー、こんな感じ。いや、誇張してますけど(笑)。
この ALPS の SRRN というスイッチ、最大端子数は18なのである。 なので、四回路だと三接点より多くできない、というのが店主のハナシ。 「ですから二段になっていればできますよねぇ?」と食い下がったものの、ないものはない、 ということで玉砕。世の中にないのか、それともこの店だけにないのか、と問い詰めたかったのだが、 不愉快なのでそのまま店を出た。 店を出たら雪まで降りはじめやがって、寒い心がより寒くなってしまったのだった。

ALPS電機のページには、通信販売のページもあったが、SRRNはそこでは取り扱っていなかった。 問い合わせ用のアドレスが書いてあったので、そこに、多段SRRN についての問い合わせをしてみたところ

との解答が。 東急ハンズには、多段SRRNは置いてなかったし、注文しようにも現在改装のため休業中であった。

改装完了を待って、東急ハンズに注文しにいくしかないか?と思いつつ、ネット上で検索をかけたところ、 秋葉原のラジオデパート内にある 門田無線電機 という店がひっかかった。 通信販売を行っており、そのリストには、SRNという型番の二段のものが載っていた。 しかし、そのリストの最終更新日から二年の月日が経っている。まだこのリストは有効なのか?
早速、問い合わせ、まだ有効であること、SRN=SRRN であること、 また、ショーティングタイプとノンショーティングタイプの二方式があったので、その違いについての 答えを得た。 ショーティングとは接点と接点がショートしてから切り替わるもので、 ノンショーティングは接点が切り離されてから次の接点と接触する、というものだった。 ストラトキャスターの 3wayセレクタ、これがショーティングタイプである。
それをふまえ、SR(R)N-246(二段四回路六接点の意味だろう)のノンショーティングを 5個発注した。 支払い方法は、銀行振込みと代金引換え便の二方式あったので、代引の方を選択した。 これが 1999年 2月 23日のことである。

2月25日。自宅のポストには、佐川急便からの不在連絡票が入っていた。 なかなか迅速な対応で嬉しい > 門田無線電機さん
佐川急便には、土曜に持ってきて欲しいと伝え、その約束の土曜、2月27日に手元に届いた。 翌28日、GP-1 は、上記スペックへの移行改造が行われた。


3月3日。東急ハンズで、SR(R)N-246(二段四回路六接点)をみつける。しょっく。