ばらの栽培方法は、アーチング栽培という５、６年前に日本でつくり出された 技術を導入しています。 ばらは垂直に成長しようとする性質を持っています。まず、まっすぐ垂直に伸びたばらをアーチ状に倒してしまいます。そうすると、倒したばらのつけ根のところからもう一本新しいばらが垂直に伸びようとします。その一本は、アーチ状に倒れたばらの光合成のおかげで質の高いばらに育つというわけです。

肥料バランスは最も苦労してきた点です。現在使っている肥料の肥料バランスは 長年に渡る多量のデータ・計算・経験から導きだしたもので極秘です。また 水も水道水を使用せずに、ハウスの地下プールに貯蔵された雨水を最先端のろ過タンク でろ過した水を使っています。肥料バランスの微調整はいまでも余念がありません。