2.梅雨の話
(諏訪、井上、全休、宇江佐)
井上「北海道には梅雨がないといいますが、本当ですか? 津軽海峡が境なのですか?」
諏訪「梅雨ですか。確かに北海道では梅雨がないとされており、梅雨入り、梅雨明け発表の対象にはなっていません。ただ、一応梅雨前線が北上して影響を受けることはあります。確かに梅雨の前半は梅雨前線は本州南岸に停滞するので北海道は梅雨前線から遠くて影響を受けず、梅雨明けが近くなると前線が東北まで北上し、一気に日本全国が太平洋高気圧に覆われて梅雨が明けるというのが一般的なので「梅雨」という程顕著な長雨の期間が見られないのは事実です。」
井上「じゃあ。東北はどうなんでしょう? 青森のあたりだと北海道の南部と差はあるんでしょうかね。
青森の人「梅雨入りだってよ。そんなに降らねえのになぁ。」(津軽弁で)
函館の人「内地は梅雨入りだってよ。こっちも結構降ってるのになあ。」(函館弁で)
なんて言ってたりしてね。」
全休「この間まで僕は北海道に住んでたけど、学術的な分類はどうあれ、生活実感としては梅雨は存在するね。7月後半に毎年見舞われるあの雨はなんとかならないものかな。とにかく、長期にわたって北海道上空に前線が停滞する時期はあるよ。もしかしたら、最近の気候が変わってきているのかもしれないけどね。」
宇江佐「梅雨には「陽性」と「陰性」があるんだってさ。別に科学的定義があるわけじゃないみたいだけど。雨がザーッと降ったりカラッと晴れたりと変化が激しいのが陽性。今年は陽性とのこと。しとしとじめじめどんよりが陰性。誰が考えたか知らないけど、うまく分けたもんだ。」