へなちょこCCD画像展示会4

by 森本 岳男

はーい、こんちわ。まだ続いていた「未知との遭遇」のページです。

NGC3646 PENTAX75EDHF&ST-5 1800s (30s x 60frames)

今回はNGC3646です。これは地学研OBならば見覚えのある人もいるでしょう。そう、何時だったか40センチで撮影して天文班ノートにプリントを貼ったことがありますね。それは私の地学研生活の中で「最高の1枚」だったのですが、その後このネガを含んだファイルを中山ちかりんに貸したときに何者かによって失わされ、今では手元には印画紙に焼いたモノが1枚だけ残っているという、個人的には非常に思い出深い星雲です。
その後何回か挑戦しましたが、結局あれ以上のモノは撮れずじまいでした。

それがまあ、今ではたった7.5センチの望遠鏡でその写真以上のモノが撮れるのだから、CCDはたいしたもんですねえ。

NGC3646  Gx 11h 21.7m +20゜10’ Type s Leo  3.9’ 11.2等
この星雲は獅子座にあるということは、ほぼ真東から昇ってきます。撮影場所(家の前)から東の方は比較的見えやすいですが、電線がイヤというほど通っているため、高度の低いうちか南中頃まで待つかしないと撮れません。今回の分は高度の低いときに撮影したため北東側にある家の光のせいかバックグラウンドのかぶりがひどく、しかも画面の場所によってその程度が全然違うという、かなり難のある元画像だったのですが、何とかここまで処理できました。
このようにかなり特異な形をした銀河なので、今後CCDで撮影する人も増えてくるのではないかと思います(個人的には「自分だけのお気に入り」のままであってほしいですが...)。