TITLE[grandma's saying]
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PHOTO[grandma's portrait]
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来年は、90かい。

なんで生きとるのかなぁと思うばってん、熱の出ると体のきつかばってん、
メシば食わんと生きてはいけんとよ。そろそろメシの時間じゃなかか?

あんたも帰ったほうがよかよ。もう日の暮れよっとじゃなかね?
また、来てくるっとじゃろ?そこまで送っていくけん。


先日、友人のおばあちゃんが亡くなった。享年九十一。
亡くなる少し前までお元気で、長患いすることもなく、
大往生だったそうだ。
そのお年まで生きたのなら、というのは他人のせりふ。
いくつになったなら、もういい、というものではない。

三年前、唐突に母が亡くなった。享年六十三。
母は、ばあちゃんの、たった一人の娘だった。
ぼけ始めていたばあちゃんの記憶のなかから、
母、つまり、ばあちゃんにとっての娘の姿が、
するりと抜け落ちた。

生きるための知恵なのか、
母の代わりに孫娘たちが、
ばあちゃんの娘となった。

「老人性痴呆症」の例に漏れず、
ばあちゃんは、子どものころの、
鮮明な思い出の中に生きていて、
今や、孫娘はばあちゃんの妹だ。

もういっぺん、はじめっから見たかごたるねぇ。
じゃあ、最後に、またまた、ショックウェーブ


しつこかぁ、思うかもしれんばってん、
なんか、思うこつのあったら、 あったらでよかよ、
電子メールばくれんね。