アメリカの志穂美さんファン:David A. Vlachさん

先日、私2430mstへ一通のメールが届きました。メールは、アメリカのDavid A. Vlachさんという方からのものでした。メールには、Estuko Shihomiの写真、雑誌、ポスターやビデオをどこかで買うことができないかという質問が書いてありました。それがきっかけで私とのメールのやりとりが始まりました。実は、最初に疑問に思ったのは、Vlachさんが志穂美さんのことを、アメリカでの志穂美さんの呼び方である"Sue Shiomi"ではなく、" Etsuko Shihomi"と呼んでいたことです。さらに、2回目に彼から来たメールでは、志穂美さんの初期TV番組である『ザ・ゴリラ7』や『ザ・ボディガード』はビデオ化されているかという質問が書いてあったのです。アメリカでは、『女必殺拳』などの映画、『柳生一族の陰謀』、『影の軍団』などの時代劇のTV番組を知っている人はいても、『ザ・ゴリラ7』や『ザ・ボディガード』などを知っている人はいないと思っていただけに、これには驚きました。(日本の特撮番組のファンもいて、この人たちは『キカイダー01』のマリは知っています。)どうしてアメリカの人なのに、こんなに志穂美さんについて詳しいのだろうと思っていたら、それは次のような事情によることが分かりました。Vlachさんは、70年代後半にハワイに住んでましたが、日系人や在住の日本人が多い関係もあり、比較的多くの日本のTV番組が放映されていたようです。志穂美さんが出演した『キカイダー01』や『ザ・ゴリラ7』などがTV放映され人気を呼び、志穂美さんも人気者となったようです。(このようなTV番組では、志穂美さんは"Sue Shiomi"ではなく"Etsuko Shihomi"としてで名前がcreditされますので、Vlachさんは志穂美の日本での正式な芸名を知っていた訳です。)また、『女必殺拳』などの志穂美さんの映画も公開され、TV番組と相乗効果で、志穂美さんの人気を高めたようです。このようなハワイでの人気のため、志穂美さん自身がハワイを訪れ、ハワイの人達の前でカラテの型とアクションを披露したことまであったのです。(どのような事情だったかは、後の画像の説明のところで述べます。) Vlachさんは、このようにしてハワイで志穂美さんを知り、志穂美さんの大ファンとなりました。(現在では、ハワイではなくアメリカ本土に在住されています。)。) Vlachさんは、ハワイ在住のときか志穂美さんが載った雑誌、新聞などを集めており、可能な限りあらゆる志穂美さんの写真とビデオを集たいということをメールで言っていました。Vlachさんは、日本の志穂美さんのファンとメールでお話したいとの希望を持っています。興味のある方はメールを出してみたらいかがでしょうか。Vlachさんのメール・アドレスはvlachda@mindspring.comです。ただし、Vlachさんは英語しか読めません。

Vlachさんの画像コレクション:

Vlachさんの志穂美さんの画像のコレクションは、白黒のものがほとんどのようですが、海外での志穂美さんの紹介のされかたや、われわれが知らない志穂美さんのハワイでの活動などを知ることができる大変貴重なものです。スペースの関係ですべて紹介することはできないので、そのうちのいくつかを紹介することにしましょう。まず『女必殺拳』を上映する映画館の新聞広告(左の画像)ですアメリカでは、女必殺拳は、千葉真一の『激突!殺人拳』の続編であるかのようにとして公開され、主演も千葉真一となっています。この広告からも、それが分かります。また。注目すべきは、この広告のイラストです。志穂美さんは、太股もあらわに、ミニスカートでの立ち廻りをするかのように描かれています。このようなシーンを期待して映画館に入った人は、がっかりしたのではないでしょうか。スペースの都合で載せせてませんが、『必殺女拳士』の広告でも、上半身にだけカラテの道着を着た、太腿もあらわな女性空手家の姿が描かれています。(しかも、顔かたちやスタイルは志穂美さんに似たところもありますが、白人風の感じです。)これに対して、後から公開された『若い貴族たち 13階段のマキ』の広告(このページの一番上にある画像)では、ちゃんと映画の中の志穂美さんの姿が使われています。これは、おそらく先に述べたようなTV番組の放映により、志穂美さんが一般に認知され、人気が出てきたことの現われではないかと想像されます。当時のハワイでは志穂美さんは、非常に可愛い女優兼武道家というイメージを持たれていたようです。さらに言うと、志穂美さんは元々武道家だったのでアクション映画に出るようなり、それによって女優となったと思われていたようです。その点については、ここをクリックすると出る雑誌記事の画像での文章"Is the martial arts woman of action giving way to the actress?"からも伺えます。なお、志穂美さんの容姿についての評価は、ここをクリックすると出てくる雑誌記事の画像で、志穂美さんが"the loveliest thing to hit martial arts film from the Orient"と評価されていることからもうかがえます。最後に、我々が知らなかった志穂美さんのハワイでの活動についての画像を紹介しましょう。志穂美さんは、ハワイで行われた極真空手のトーナメントでのエクシビジョンとして、トーナメントの観客の前で空手の型を演武し、さらにJACの人達とアクションを実演しました。そのことに関しての地元紙の記事はここをクリックして下さい。このような志穂美さんの活動は、ハワイの人達に女性武道家というイメージを強く植え付けることになったと思われます。(本人にとっては、やや不満かもしれませんが。)

このほか、Vlachさん画像のコレクションには貴重なものが数多くあります。スペースの都合で少ししか紹介できませんでしたが、今後できるだけ紹介する努力をしていきたいと思います。

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