YOKUWAKA 31: September, 2007

2007/09/15

 去年10月吾妻線に乗ったあと、水郡線もいいなあと思った。とゆーわけで、7:03、上野発の常磐線に乗る。9:06、水戸着。一時間後の特急でも間に合うのだが、そんなカネはない(きっぱり)! 9:23の水郡線に乗って、10:37に常陸大子に到着。キハE130系は冷房付きで、時速70km出る。閉塞信号方式で、常陸太田支線はワンマン運転とのこと。東京から常陸大子までは、運賃3,260円。ここで降りたのは、「弥満喜(やまき)」という店の「しゃもすき鍋」を食べるため。駅から徒歩5分ぐらいで、到着。のんびり歩いたのだが、11:00の開店5分くらい前に着いてしまう。でも、入れてくれた(日曜・祝日は休みで、20:00まで)。メチャクチャ、うまい。

 腹ごしらえをすませたところで、袋田の滝へ向かう。袋田は、常陸大子から水戸方面へひと駅戻る。弥満喜から常陸大子駅に戻る途中、大子駅前通りの「大丸商店」という店で地酒をget。常陸大子駅に着くと、なんと地酒を買っている間に循環バスが行ってしまった模様。もともと循環バスではなく水郡線で移動するつもりではあったが、あいかわらずタイミングが悪い。さらに袋田の駅に着くと、路線バスの時間も全然ない。とゆーわけで暑い中歩き出して、40分後に到着。ひんやりとしたトンネルを抜けた先の観瀑台から観た光景は、言葉がない。これは、すごい。しかし、私が滝に見とれている間に帰りの循環バスが行ってしまう(知らんがな)。路線バスを20分ほど待つ。

 袋田駅に15:00前に着くが、郡山方面の列車は一時間近く待たなければならない。まあ、いいけど。常陸大子をすぎると、沿線風景は「いかにも山間部」ってな感じになる。そのあと郡山に近づくにつれて、水田が増えていく。18:00頃、郡山に到着。このまま新幹線で帰ってもよかったんだが、ホテルを探してみる。二軒目で空室があったため(郡山南ホテル)、翌日のプランを検討開始。福島方面に行くと東京に戻るのが大変そうだし、磐越西線も然り。磐越東線沿線で、なんかそれっぽい(?)場所はないか? ホテルの端末でWebを検索すると、「リカちゃんキャッスル」なるものを発見。これは、一体……? 夕飯は、「鶴我」なる会津郷土食の店へ。うまい。

2007/09/16

 JR郡山駅は、なんとSuicaが使えない。水郡線の駅で使えないのは仕方ないにしても、新幹線が停車する駅で使えないって一体どうよ!? 昼飯として、駅弁を購入。「小原庄助べんとう」と「福島まるごと弁当」、どちらも1,000円。磐越東線(ゆうゆうあぶくまライン)は、キハ112系のワンマン運転(ATSあり)。女子高生はミニスカートにニーソックスで、絶対領域を装備……でも、脚を閉じない(あのなぁ)。小野新町(おのにいまち)駅から、徒歩10分ぐらいで「リカちゃんキャッスル」に到着。あたり前なのだが、クルマで来ているファミリーがいっぱい。内容は、まあそれなりにおもしろかった。再び磐越東線に乗って、いわきへ。あたり前だが、いわきまで結構かかる。いわきからは、スーパーひたちに乗って上野へ。

2007/09/27

 ANAのマイルがたまってきたので、どこかに行けるのだろうかと調べてみた。するとグッズの交換ぐらいならOKだが、どこかに行くには全然足りないことがわかった。しかし、すでに気分は「どこかへ行くぞ!」モード。この振り上げた(振り上げてないって)こぶしを、どこに下ろせばいいのだ!? とゆーわけで、台湾(台北)に行くことにした。9:30の便にしてしまったため、またしても早起きして成田に向かう。定刻出発で、9:44にTake Off。政治的な関係で、ANA(NH)でわなくエアーニッポン(EL)。機体は、B767-300。RWY34LからTake Offして、パーチ→座間と通過していく。12:20に、Final Approachを開始。12:30(現地時間11:30)、台湾桃園国際空港にLanding。

 空港内は、なぜか写真撮影が禁止されている(おそらく韓国と一緒)。12:20に空港を出発して、高速道路で台北市内へ向かう。途中ジャンクションで2車線が4車線に合流する地点には、なんと信号があった。さらに峠を越えたあとの下り勾配がスゴイ。日本では、ありえないぐらいに急な下り坂。13:00、ホテルに到着。街の看板には、日本語の「の」の字が多数使われている。日本における「&」の字みたいなもんか? 文字が漢字なので、意味がわかる(わかってしまう?)のも不思議な感じ。「皇后腋下調整内衣」は、「婦人用高級下着」ってなもんか。早速近くの銀行へ両替に行ったところ、パスポートが必要だと言われる。そういえば「地球の歩き方」に、そんなことが書いてあった。ホテルに一旦戻って、出直す。

 台北車拈あたりの繁華街から二二八平和記念公園をぐるっとまわって、散歩してみる。夕方、MRTに乗って士林観光夜市へ。MRTは、東京メトロみたいな感じ。ほとんどが地下路線だが、一番最初に開業した木柵線は高架を走る。MRTの自動販売機は、紙幣NT100までしか使えない。それを超える高額紙幣は、窓口で両替してもらう。切符は紙ではなく、バンコクのMRTと同じようにプラスチックのコイン。自動改札機にタッチする仕組み。ラッシュがはじまっていたが、誰も無理な乗車はしない。次の列車を待てば乗れるし、すぐに来る。左側からの整列乗車と決まっていれば、右側から横入りする人は誰もいない。台北車拈は、ホームに柵がある。ちなみに、右側通行。

 士林観光夜市は「士林」という名前が付いているが、最寄り駅は「士林」ではなく「劍潭」(読み方は忘れた)。駅を出たら目の前、大きな道路の向こう側にある大きな建物の中に、屋台のような感じの食事処が沢山入っている。Webによっては、200軒とか書いてある。ポンニチが多いせいか、日本語のメニューが置いてある店も多い。何軒かまわって、以下を食す。お腹いっぱいで、デザートは無理。もう、食べられません。

 食事のあとは、若者向けの衣類・雑貨・ゲームセンターなどが並んだ区域(こちらも士林観光夜市)を散策して、MRTの士林駅に抜ける。途中漫画喫茶があって、日本のコミックが多数置いてあった。

2007/09/28

 孔子廟へ行ってみる。今日は、孔子生誕祭をやっているはず……だったのだが、10:00少し前に着いた時点で終わっていた。こういった式典の類は、朝早くからやるかも……と予想はしていたのだが、無理に早起きするのはちと……なんて思っていたら、こんなときだけ予想的中。まあ、いいけど。孔子廟は国内線用の空港である松山空港のアプローチライン真上にあり、Landingする飛行機が直上を何度も通過していく。その昔は国際線も松山空港を利用していたようなのだが、これは市街に近くていいやね。いまとなっては、近すぎか。香港も似たようなもんだと思うが、あっちは以前の空港は廃止したんだったっけ?

 次に中正記念堂へ行くが、敷地内全体の案内図とかないのか? 建物に入れないのかと思って永庚街へ移動しようとしたら、横から入れることを発見。衛兵の交代式が見所、みたいなことが「地球の歩き方」に書いてあったのだが行なわれなかった。どうやら、6月ぐらいからやっていないらしい。ぷらぷらと永庚街まで歩いて行き、昼食をとる。小龍包で有名な「鼎泰豐(ディンタイフォン)」の店の場所を確認したら、「氷館」という店でマンゴーかき氷を食べる。台北だけなのか台湾全土にいえることなのかどうかわからないが、若い女性が街を一人で歩いていることが多い。てゆーか、日中街に出ている女性の数が多い。日本ではスーツ姿の(いわゆる)サラリーマンが多く見られるが、台北では少ない。

 バスは、バス停で待っているだけでは止まってくれない。自分の乗りたい便が来たら、手を上げる。お嫁さん曰く、静岡のバスも同じだという。合理的だ。博愛席(日本での優先席)にDQN女が座るのは、日本と同じ。エスカレーターの速度が速い。これは、大変よろしい。お年寄りやこどもに対しては、エレベーターを使うように案内が書かれている。つまりエスカレーターがある場合には、エレベーターもあるということ。歩道には、たまに乞食がいた。日本では生活保護を受けられるような身体障害者・知的障害者と思われるような人だった。地面に何度もキスをしたり、泣きながら自分の頭を殴ったりと、パフォーマンス(?)をする。手首から先がない人もいた。

 永庚街はMRTのどの駅からも遠いのだが、自分達は「古亭」という駅を使うことが多かった。ちなみに、この日はMRT一日乗車券を利用した。代金はツアーに含まれているのだが、Suicaよりもやや厚めのカード。古亭から中山に移動して、足裏マッサージを受ける。春水堂なる喫茶店でタピオカミルクティーを飲んだあと、このあとどこへ行こうかね~という話になって、台北101へ行ってみることにする。中山から市政府に移動して、そこから徒歩10分程度。台湾は冷房が強くて寒いのだが、台北101は新しいだけあって「より寒い」。年配ポンニチ団体客のオヤジ達の下品さが、ここでも発揮されていた。市政府から古亭に移動して、再び歩いて永庚街へ。

 永庚街へ戻ってきたのは、鼎泰豐(ディンタイフォン)で小龍包を食べるため。自分は台湾語を話せないので、前日ホテルのコンシェルジュに頼んで予約してもらっておいた。ここは大変混んでいるので、注文は入店前に伝票に記入する一回だけしかできない。伝票には、自分で数量を記入する。しかし、そういう仕組みをていねいに説明してくれるわけがないので、空気を読んで(察して)記入しなければならない。現地の人でも知らないのがいて、若い女の子二人組は追加注文しようとして断られていた。味は、とにかくうまい。食後、公園でオバちゃん達がナゾのダンスを踊っているのを発見。え~と……太極拳ぢゃないのか?

2007/09/29

 昨日同様台北市街を散策するか、郊外へ出て烏来や九分へ行ってみるか……と色々悩んだ挙句、猫空(マオコン)に決定。MRT木柵線に乗って、終点の動物園へ。木柵線は最初に作られたMRTなのだが、自動運転で運行されている。対向式月面(ホーム)が基本で、トンネルもある。MRTの駅からロープウェイの駅までは500mほどあり、少し歩く。ロープウェイに20分ほど乗ると、終点の猫空。なんとなく歩いて行く人に付いて行くが、どの観光茶園もまだ開店(?)していないみたい。もう、11:30をすぎているんですががが。「邀月」なるお店に、人が入って行く。雨が降り出したこともあって、自分達も付いて行く。すると、想像以上によいところで大満足。

 実は「邀月」は「地球の歩き方」にも載っていた。ロープウェイの猫空駅まで歩いて戻って来ると、先ほどまで閉まっていた観光茶園がどれも開店していて、しかもかなりの客が入っている。台湾の人って、12:00前には食事をしないものなのだろうか(多分、違うと思うけど)。雨に濡れてしまったせいか、出発直前に風邪の人と接触したせいか、少し具合が悪くなる。ホテルに戻って、少し休憩。夕食は、ツアーのクーポンが使える店に行ってみることにする。場所を間違えて中山地下街の方へ行ってしまうが、正解は木柵線の中山國中駅。「荷風中国菜」なる店。台湾は家族全員で食事をすることが多いのか、自分達のような夫婦二人だけというのは少ないみたい。

2007/09/30

 今回は三泊四日にしたので、もう最終日。ツアーには朝食が含まれていないため、ホテルの外に出てみる。日曜だからかオフィス街だからか朝早いからか、とにかく食べられるところがない。セブンイレブンがあちこちにあるのでコンビニですまそうかと思っていたところ、お店を発見。歩道にイスとテーブルを並べて、焼きそばみたいな料理(素食麺?)を食べるところ。店のオバちゃんは英語は全然わかんないし、自分達は台湾語が全然わかんない。なんだかよくわからない会話というか意思疎通の結果、目的のものをget。11:00すぎ、ホテルをCheck Out。12:30の台湾新幹線に乗る。12:52、あっという間に高鉄桃園に到着。13:10の空港連絡バスに乗り、13:25に桃園国際空港へ到着。

 バスには硬貨を入れる箱しかないため、両替はできない。運賃ちょうどの金額を硬貨で持っていなかったので、余分に支払う羽目になる。今回は成田から出発する際も空港到着時間がギリギリになってしまい、復路も同様に時間的余裕がなくなってしまった。15:10の定刻が、10分遅れの15:20に出発。15:40、Take Off。18:00(=日本時間19:00)、大島沖で降下開始。19:15、Final Approach開始。EXPOからRWY34Rへ入り、19:23に白1赤3でLanding。ここからが長い。エプロンに着いたのが、なんと19:45。バゲージクレームに出ると、ポンニチ女が走る走る。そういう姿が下品だと自覚するときは、おそらく死んでも来ないのだろうと感じた。


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