copy-to-h205.awk ver. 0.02 copy-to-h205.awkはIO DATA HyperHyde Exrouge MDM-H205用のプログラム です。mp3ファイルをMDM-H205で演奏可能な形式に変換し、指定されたディ レクトリ(マウントされたSD/MMカード)にコピーします。 copy-to-h205.awkはgawk用に書かれています。他のawk実装での動作は確認 していません。たぶん大部分はそのまま動くのではないかと思いますが……。 動いた・動かなかった等、お知らせいただけるとうれしいです。 # 古いバージョンのgawkでは16進表現が通らないという報告があります。 # この場合には'0x'ではじまる16進表現を対応する10進表現に書き直して # ください。 copy-to-h205.awkは外部プログラムとして、 1. nkf 2. test (なくてもほとんど問題はない) 3. mkdir 4. cp 5. ls (wcを使った方が良かったか?) 6. mp3info 7. sync (なくてもほとんど問題はない) を使用しています。問題になりそうなのはmp3infoぐらいでしょうか。 Debian Woodyにはパッケージがありましたが、ない場合は http://ibiblio.org/mp3info/ からどうぞ。演奏時間とid3タグを表示する機能があれば他のプログラム でもソースを修正して代用可能です。 曲名表示用のフォントデータとして、X11についてくるa12.pcfとk12.pcf をbdfフォーマットに変換したものを使用しました。pcfからbdfへの変換 には http://www.tsg.ne.jp/GANA/S/pcf2bdf/index.html のpcf2bdfをどうぞ。 デフォルトではカレントディレクトリにa12.bdfとk12.bdfがあるとして いますので、適当に修正してください。 なお、12x6、12x12のサイズのフォントであれば、a12、k12以外のフォント も使用できるはずです。他のサイズのフォントも使用可能でしょうが、 その場合は各種定数を適当に修正してください。13ドット以上のフォント は表示にゴミが出るようですので、使わない方がいいと思います。 使い方は、 copy-to-h205.awk [-c|--clear] です。 たとえばSD/MMカードを/mntにマウントし、カレントディレクトリのmp3 ファイルをすべて転送するなら、 copy-to-h205.awk *.mp3 /mnt のようにします。/mntの下にmusicとinfoの2つのディレクトリを作り、 /mnt/musicにmp3ファイルをコピー、/mnt/infoにinfoファイルを作成、 さらに/mnt/h2.plを作成します。 このとき、ファイル名は自動的に0101.mp3のようなものに変更されます。 複数のファイルを転送した場合、順に0101.mp3、0102.mp3、……のよう になります。 すでに01??.mp3にマッチするファイルがある場合、新しく転送するファ イルは02??.mp3となります。 つまり、すでにmp3ファイルがあった場合もそれはそのまま残し、さら にそれに追加するかたちになります。 すでにあるファイルを削除して最初から転送したい場合は、-c または --clear のオプションを使用してください。 ただしこれはターゲットディレクトリのh2.plファイルとmusicおよび infoディレクトリをすべて削除しますので、注意してください。 ディレクトリ中のファイルも、 copy-to-h205.awk mp3-directory/*.mp3 /mnt のように指定可能です。 この際、infoファイルの内容はmp3ファイルのid3タグを元に作成しま す。タイトルタグがない場合は、表示用データはファイル名を元に作 成します。 このプログラムは自由に使用・改変・再配布していただいてかまいま せん。GPLに準拠するものとします。 このプログラムは無保証です。 このプログラムの作成に際して、C-KOMさんのサイトの情報を参考に させていただきました。 http://homepage1.nifty.com/c-kom/trumpet/freewalk/exrouge.html このプログラムをこんなにはやく完成させることができたのはこれら の情報のおかげです。ここに記して感謝いたします。 ありがとうございました。 -- かぜはるか/檜垣健司 kaze@yk.rim.or.jp http://www.yk.rim.or.jp/~kaze/