========================================================================== INSTALLING THE Lucent Modem Driver Lucent モデム・ドライバのインストール ========================================================================== Following are the steps to follow to INSTALL the Lucent modem driver for Linux. Step 1 To install the Lucent modem driver in LINUX, you need to run the install script "./ltinst" from the command prompt. To install the modem driver you must be logged on as root. Step 2 To use the Lucent modem, you can configure "minicom" for the modem device. Enter "minicom -s" at the command prompt. Choose "Serial Port Setup" For "Serial Device" choose "/dev/modem" Save settings and start using the modem with minicom. 以下に Linux 用の Lucent モデム・ドライバをインストールするための 手順を示します。 ステップ1 Linux に Lucent モデム・ドライバをインストールするには、コマンド・ プロンプトからインストール・スクリプト "./ltinst" を実行する必要が あります。 モデム・ドライバをインストールするには、root としてログオンする 必要があります。 ステップ2 Lucent モデムを使うために、モデム・デバイス用の "minicom" を設定する ことができます。 コマンド・プロンプトで "minicom -s" と入力して下さい。 "Serial Port Setup" を選択します。 "Serial Device" では "/dev/modem" を選択します。 設定を保存してから、minicom でモデムの使用を開始します。 ========================================================================== UNINSTALLING THE MODEM DRIVER モデム・ドライバのアンインストール ========================================================================== Following are the steps to follow to uninstall the Lucent driver for Linux. Step 1 To uninstall the Lucent modem driver in LINUX, you need to run the uninstallation script "./ltuninst" from the command prompt. To uninstall the modem driver you must be logged on as root. 以下に Linux 用の Lucent モデム・ドライバをアンインストールするための 手順を示します。 ステップ1 Linux で Lucent モデム・ドライバをアンインストールするには、コマンド・ プロンプトからアンインストールのスクリプト "./ltuninst" を実行する必要が あります。 モデム・ドライバをアンインストールするには、root としてログオンする必要 があります。 ========================================================================== [訳注1] ltinst 実行時のエラーと対策 linux568.zip を展開したディレクトリで # ./ltinst と実行したら insmod: ltmodem: no module by that name found というエラーが出たので、ltinst を修正しました。 下記のようにcp ltmodem.o 〜 という行を前方に移動します。 #!/bin/sh group="uucp" mode="666" device="/dev/ttyS14" ./ltuninst > /dev/null 2>/dev/null cp ltmodem.o /lib/modules/`uname -r`/misc/ (← この行を追加) /sbin/insmod -f ltmodem rm -f $device mknod $device c 62 78 rm -f /dev/modem ln -s $device /dev/modem chgrp $group $device chmod $mode $device #cp ltmodem.o /lib/modules/`uname -r`/misc/ (← #を追加しコメントに) echo "/sbin/insmod -f ltmodem" >> /etc/rc.d/rc.local 再び、 # ./ltinst を実行すると今度は kernel-module version が mismatch である旨の Warning が表示されますが単なる警告なので気にせず Linux をリブートします。 リブート後、kterm で $ /sbin/lsmod と入力し、ltmodem が自動的に組み込まれていることを確認できました。 [訳注2] minicom minicom は、大雑把にいえばパソコン通信用のソフトです。同じようなものに seyon があります。何れもインターネットが普及し、その影響でパソコン通信 が廃れてしまったたせいか、最近の Linux ディストリビューションの中には これらのソフトがインストールされないものもあります。 minicom や seyon が無ければ(有るとしても?)、このステップを省略して PPP の設定をしてインターネットに接続すればよいでしょう。 kterm などで "minicom -s" として起動後したら configuration のメニューが 表示されます。カーソルキーで Exit を選択し、 AT S7=45 S0=0 L1 V1 X4 &c1 E1 Q0 OK のようにモデムの初期化文字列に対して、モデムから OK という応答が表示され ることを確認するだけでよいでしょう。次に Ctrl + A を押し、続いて X を入力 すると minicom から抜けることができます。 minicom, seyon を解説した日本語ドキュメントとして JF に以下のようなもの があります。 BBS-access.txt (Linux でパソコン通信する方法) Modem-HOWTO (The Linux Modem-HOWTO) seyon-mini-HOWTO (seyon の設定と使い方) [訳注3] KDE の kppp の設定 (GNOME からも使用できます) (1) KDE のタスクバーで「K」という文字のボタンをクリックしポップアップメニ ューの「インターネット」 → KPPP をクリックして下さい。 GNOME の場合は、スタートボタン(足跡のアイコン)をクリックし 「KDE メニュー」 → 「インターネット」 → KPPP と選択します。。 (2) 'kpp had detected a 'lock' ....' (kpp は lock を検出しました)という メッセージが表示される場合は、/etc/ppp/options というファイルの lock と いう語を含む行の先頭に # を入力して、この行をコメントアウトします。 (3) Recent changes in kppp というタイトル、または単に「kppp」というタイトル のウィンドウが表示されます。 「Don't show this hint again」(次からこのウィンドウを表示しない)という チェックボックスがあります。必要に応じてチェックし OK(確認)ボタンをクリ ックすると KPPP のウィンドウが表示されます。 (4) Setup(設定) ボタンをクリックすると、KPPP Configuration ウィンドウが表示 されます。 Accounts(接続先) タブで New(新規) をクリックします。 New Account のウィンドウが表示されたら Dial(ダイアル )タブで Connection Name (接続名)に ISP プロバイダーの名前など任意の文字を入力し て下さい。Phone Number(電話番号)は、接続するためにダイヤルする ISP(イン ターネットサービスプロバイダ) の電話番号です。 Authentication(認証方式) は PAP か CHAP のいずれかにして下さい。 通常は PAP がデフォルトです。 (5) DNS タブの Domain Name に、任意の名前を入力して下さい。 DNS IP Address にプロバイダから指定された IP アドレスを入力して Add ボ タンを押します。2つの IP アドレスが必要です。 OK(確認)ボタンをクリックして、KPPP Configuration ウィンドウに戻ります。 (6) Configuration ウィンドウのDevice タブで以下のように設定します。 モデムデバイス: /dev/modem フロー制御 : CRTSCTS 接続速度 : 115200 接続速度というのは回線の速度(例えば 56Kbps)ではなくて、パソコンと モデム間の速度のことで、回線速度の 2倍程度を目安に選びます。 Modem タブの Modem Commands をクリックして電話回線の種類に応じて Dial String: ATDT (トーンダイアル:ピッポッパの場合) ATDP (パルスダイアル:パラパラパラの場合) の何れかにして下さい。 OK(確認)ボタンをクリックして、KPPP ウィンドウに戻ります。 (7) Show Log Window(ログウィンドウを出す) チェックボックスをクリックして下 さい。Login ID と Password を入力してから、Connect(接続) ボタンをクリッ クして下さい。接続したら Netscape を起動して下さい。 [訳注4] PPxP の設定 txppxp を起動し Opration メニューの Quick Dialup で設定します。 設定内容は通常のモデムとほとんど同じです。 注意するべきところだけ書きます。 標準設定タブ デバイス名:/dev/modem 詳細定タブ モデムタイプ:generic (Hayes AT compatible generic modem) なお、蛇足ですが PPxP の設定でよくある質問として「root では問題ないが、 一般ユーザだとモデムが動作しない」というのがあります。 これは以下のように /etc/group を編集して一般ユーザ、例えば kawa を uucp グループに追加すれば OK です。 tty:x:5:kawa uucp:x:14:uucp,kawa [翻訳] R.川岸 [履歴] 2000年8月26日 初版 2000年8月30日 一部修正