2014/03/03作成開始
目次
1. はじめに
2. 構成ファイル
3. 動作状況
4. 問題点
5. 造形サンプル
本プログラムは、KISSlicerで生成されたBFBファイルを、CubeXで読み取れるデータ形式に変換するものである。よって、それ以外の目的には適応出来ないと思われるが、スクリプト関連の勉強には活用出来るかも知れない。
作成していただいた方には感謝する。(自分はここまで丁寧な手続きを記述するつもりはなかったので助かった。)
ファイル名 | コメント |
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CubeIt.au3 | GUI処理定義スクリプト AutoIt Ver. 3 Script (HiddenSoft)? Rev3はみつけられず。 Rev4で変更されている。 |
CubeIt.exe | 実行プログラム AutoIt Ver. 3 Script (HiddenSoft)? Rev3はみつけられず。 Rev4でコードが変更されている。ポストプロセス(フィルター)としてスライサーに登録可能になっている。 |
CubeIt.ini | CubeXでの造形データへの変換定義。 Rev1→Rev2で一部定義が修正されている。 Rev3はみつけられず。 Rev4で変更されている。 |
表示パネル | コメント |
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起動すると、変換する為の読み込みファイルを指定するパネルが表示され、該当するファイルを選択する。 |
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ファイルを指定すると、エクストルーダーの定義を行うパネルが表示され、必要に応じて定義する。 Rev4では、価値がないので表示されない。 |
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エクストルーダのマテリアルの変更を指定した場合に表示されるパネルで、マテリアルを選択する。 Rev4では、上記表示が無いので表示されない。 |
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実行後、元のファイルは拡張子に'.bak'を付けて置き換えられ、変換されたファイルは選択したファイル名のままで置き換わる。 Rev4では、注意を促す為、この記述の上記に取り付けるべきエクストルーダーの構成を表示する。 |
(2014/03/03)
この処理で得られるコードであるが、最初のレイヤのピッチ処理が不完全で、オフセット量が活かされていない状況が見られる。
よって、最初から該当ピッチで積層される状況になるので注意が必要である。
↑
これは、KISSlicer側の設定上のオフセットが0であった事での問題であった。失礼した。設定すれば、問題ない。
(2014/03/04)
そもそも、私のCubeX Trioでは、造形中に造形ズレする問題を抱えている。
この造形ズレであるが、今回の環境を用いる事で、やはり移動時の速度が異常に早い事が原因であると思われる。設定をかなり遅くすると発生しなかったのだ。
また、X軸を移動させるモーターの発熱も異常なほど高温になる。このモーターの発熱対策は、造形中に邪魔にならない範囲でモーター上部にヒートシンクを取り付ける事で症状を抑えている。
やはり、Trioは3ヘッド仕様で相当無理があるのであろう。モーターももう少しトルクのあるものが必要であると考えるのである。因みに、Y軸は2モーターで移動させているので、非常に安定していて、発熱もそれ程起きていない。Z軸はそもそも移動頻度が低いので大きな影響が出ない。
この様な事から、トルク不足と発熱による誤動作とその処理の不手際が原因であると考えるのである。
(2014/03/04)
下のサンプルはKISSlicerで造形データを生成して利用したもの。
造形ピッチ0.05mm、中味10%、サポートなし、ラフトはスカート、某PLAのアーミーグリーンを使用。CubeXは、PLA白の空のカートリッジが有り、まだIC上には残量がある状況を利用して、供給はSCOOVO側からフィラメントを引き出して供給している。カートリッジ内を入れ換えした訳ではない。
CubeX Trio造形サンプル | SCOOVO C170造形サンプル | ||
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1回目 | 2回目 | 3回目 | |
未対策 | ヒートシンクを取り付ける | ヒートシンクを取り付ける 移動速度を遅くする |
未対策 |
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下部でズレ発生 | 位置が上部に移動するがズレ発生 | ズレなし | 特にズレなし |
CubeXでの造形では、どうしても底の仕上がりが悪い上、定着が不安定な為、造形品質もあまり良くない。特にこのサンプルでは尻尾の出来が良くない事が伺える。
試しにブルーテープにしてみるとどうなるかやってみよう。